麦わらの一味はベガパンクと共に未来島「エッグヘッド」から脱出しようとするも、「フロンティアドーム」の解除ができず、さらに島の周りは海軍の大船団に取り囲まれ、脱出が困難な状況に。軍艦には海軍大将・黄猿と五老星・サターン聖がおり、研究所へどのように攻め込むか考えていた。
五老星に従い暗躍していた「欲(ヨーク)」を通して事件の全容を知った麦わらの一味。ベガパンク達と脱出のチャンスを探るも、状況が動き、ついに研究所へ黄猿が侵入!
迫る黄猿を退けるべく、立ちはだかったのはルフィ。2年前のシャボンディ諸島では手も足も出なかった黄猿へ、あの頃よりもさらに強くなったと堂々宣言し、迎え撃つ!
エッグヘッド各所で激しい戦闘が勃発する中、「暴(アトラス)」の命令によって全パシフィスタがベガパンク達の味方に。しかし安心したのも束の間、島外から戦局を見ていたサターン聖が動き出す。パシフィスタを静止させ、エッグヘッドへ上陸したサターン聖。まるで〝怪物〟のような姿で現れた世界最高権力の圧倒的な力によって、ベガパンク達は窮地に陥ってしまう!
エッグヘッドの騒動の裏で、ある別の事件が起きていた。
バーソロミュー・くまが聖地マリージョアで暴れ、〝どこかへ〟と消えたのだ。
そんなくまの、知られざる過去が明らかに——。
幼少期に天竜人の奴隷となり、絶望の日々を過ごしていたくま。ある事件の渦中で〝ニキュニキュの実〟の能力を手に入れたくまは、かつて父から聞いた〝解放の戦士 ニカ〟のように、自由を奪われ苦しむ人々を救いたいと志すのであった。
くまがなぜ「暴君」と呼ばれるようになったのか?
政府の人間兵器となった理由は?
壮絶な彼の人生が今、語られる。
詳細情報
- 発売日
-
- 著者
-
尾田栄一郎
- 出版社
-
集英社
- 収録話数
-
第1089話~第1100話