
ジニーが天竜人に攫われて以来、くまは自らの身をかえりみず、革命軍として戦い続けていた。
そんな最中、ある日突如ジニーから連絡が入る。喜ぶくまだったが、これはお別れの通信だという。いてもたってもいられず、ソルベ王国の教会に駆けこんだくまが目にしたのは、変わり果てた姿のジニーだった。ジニーと過ごした日々を思い出し、涙するくま。そこに突如、赤ん坊の泣き声が響く。「自分に何かあっても生きていける様に」と病を押して海を渡ってきたジニーの想いを汲み、この子は自分が育てると、くまは決意する。

そうして、くまの子育ての日々が始まった。慣れない子育てに悪戦苦闘するくまだったが、周りの人々の助けも借りながら、父として立派にボニーを育て上げていく。そんなある日、ボニーにもジニーと同じ「病」の兆候が表れる。〝青玉鱗〟という名のその病は、治療法のない難病で、ボニーの命は持ってあと5年、10歳の誕生日を迎えることはないと医者は言う。
さらに一年後、ソルベ王国に大事件が起こる。べコリ王が国の足手まといを殺すべく、町の焼き討ちを始めたというのだ。
詳細情報
- 放送日
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- 脚本
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山崎亮
- 演出
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犬塚翔
- 作画監督
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新垣重文、伊藤修一
- 美術
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川上美穂