
ゴッドバレー事件より8年。〝南の海(サウスブルー)〟ソルベ王国の教会では、17歳になったバーソロミュー・くまが牧師として老人達の痛みを取り除く日々を送っていた。くまが手をかざすと、痛みが治まることから〝奇跡の手〟と崇める老人達だったが、図々しくおねだりする彼らをジニーは叱る。
その夜、教会には、老人達に代わって痛みを全身で受けるくまの姿があった。『苦しみと痛みの魂』は、誰かが引き受けなければ、本人の元に帰っていってしまう。痛みを一手に引き受けるくまの身を案じ、ジニーは老人達を叱っていたのだ。

ある時、ジニーはくまに「結婚しようよ、くまちー」と唐突にプロポーズする。内心で喜ぶくまだったが、バッカニア族の血が原因で離ればなれになってしまった両親との記憶がよぎる。ジニーを不幸にしたくない、そんな思いから、くまはプロポーズを断ってしまう。
22年前、ソルベ王国で大事件が起きる。南部の国民を自由に使ってよいという法律が制定されたのだ。くまは攫われた老人達を救うべく、国王軍に反逆し、投獄されてしまう。牢獄には、くまを奪還しようと暴れたジニーやギョギョ達も捕まっていた。そこに、自勇軍のドラゴンとイワンコフが現れ、くま達を解放。彼らを仲間にし、自勇軍は『革命軍』へと変貌を遂げ、世界にその名を轟かせていく。
さらに時は流れ、革命軍東軍軍隊長となっていたジニーだが、何者かの手により、攫われてしまう。
詳細情報
- 放送日
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- 脚本
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中山智博
- 演出
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所勝美
- 作画監督
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北崎正浩
- 美術
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Dino Santos