第1130話
消された歴史!絶望のゴッドバレー

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ゴッドバレーにて開催された先住民一掃大会。命を命とも思わない天竜人、海軍の艦隊に包囲された逃げ場のない島、過去大会の生存者はゼロ──そんな生き地獄に幼いイワンコフとくまがいた。逃げ出す方法を画策するイワンコフに、脱走のカギは賞品であるふたつの悪魔の実だと語るジニー。さらにジニーは、事前に悪魔の実の情報を島外に流しておいたという。島にはお宝目当ての海賊達が押し寄せてくるはずだ。だが、作戦を成功させるには、天竜人の目を引きつける囮が必要だった。「誰かが死ぬのを見たくない」とその役目をくまは買って出る。くまが囮となっている間、イワンコフ達は懸命に悪魔の実を探す。

島には、ロックス海賊団、ロジャー海賊団、ガープと海兵達が次々と上陸! 大混乱の最中、ついにふたつの悪魔の実を発見するくまとイワンコフ。ひとつはリンリンに奪われるも、もうひとつ──ニキュニキュの実を食べる、くま。そんなくまの目の前にサターン聖が現れる。

「バッカニア族の子供……お前には奴隷になる事と死ぬ事しか許されていない…。──それは歴史が決めたのだ」。
冷酷な言葉を放つサターン聖に、くまは懸命に反論する。
「生まれた時から奴隷なんて、生まれる意味がない」「ぼくは〝ニカ〟のように...こんなかわいそうな人達を一人でも多く救いたい!!!」

そしてくまはニキュニキュの実の能力で500人以上の命を救い、自らもイワンコフ、ジニーと共に生き延びたのだった。〝南の海〟ソルベ王国に戻った3人は、しばらく一緒の時間を過ごす。やがて、「自由を謳歌する」と旅立つイワンコフを見送り、くまとジニーは2人だけの生活をはじめる事になる。それはささやかながら、幸せな日々だった。

詳細情報

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脚本

田中仁

演出

ヒョンイエリ

作画監督

久田和也

美術

Dhavee Morato

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