毒ガスにより滅亡寸前のミンク族を助けようとするサンジたちだが、解毒剤を作ろうにもガスの成分がわからない。だが、ガスを作ったのはシーザーで、48時間で命を落としてしまうことがわかった。悪びれることなく、あと24時間は持たないと言うシーザー。サンジは心臓を盾にシーザーに協力するよう命令、不本意ながらシーザーも従う。やがてナミの悲鳴を聞いたサンジはシーザーに毒ガスを消すよう言い残し、声のする場所へ急いだ。そして、戦闘中のブルックに加勢、シープスヘッドを川へ蹴り飛ばす。逃げ出す部下たち。
チョッパーの命令でしぶしぶガスを中和させるシーザー。ガスが消え、ミンクたちが意識を取り戻し始める。合流したサンジたちは目の前の惨状に言葉を失うが、まだ敵は潜んでいるかもしれないと警戒する。ガスを中和させられたシーザーはミンク族が凶暴で、助けたところで後悔するだけだと悪態をつく。意識を取り戻したワンダは一味をジャックの仲間だと勘違いしてナミを襲う。それを防いだナミはワンダが弱っているのを見抜くが、自爆を覚悟したワンダに捕えられ、国を滅ぼされ、仲間を傷つけられた怒りをぶつけられた。
トリスタンに制止され、ガスが消えていることに気づくワンダ。さらにジャックの部下たちもゾウを離れたと聞かされ戸惑う。解毒剤を作り、みんなを救うため手を貸してくれと言うチョッパーに看護婦のトリスタンが協力を申し出た。絶望していたワンダは誰一人見捨てないと約束する一味に感謝の涙を流すと、一人でも多くの仲間を救うため、トリスタンに砦に避難した仲間を呼ぶように指示する。チョッパーはシーザーに協力させ、解毒剤を作り始め、ナミたちは隠れているミンクたちに呼びかけ、負傷者の手当に奔走する。
タイムリミットが刻一刻と迫る中、解毒薬が完成した。傷ついたミンクたちのため、サンジは食事を作り、ブルックはバイオリンで心を癒した。すべてを語り終え、この恩は忘れないとあらためて礼を言うワンダ。自分たちが歓迎されるはずだと納得するウソップ。ネコマムシの旦那の診察に行くと言うチョッパーに同行を申し出たワンダは、眠る時間ではないのかと尋ねるロビンに自分が二人の王に仕える王の鳥だと明かし、昼夜起きていられると説明する。そして、ルフィたちもネコマムシの旦那に会いに出かけるのだった。
詳細情報
- 放送日
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- 脚本
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冨岡淳広
- 演出
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上田芳裕
- 作画監督
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松田 翠/久田和也
- 美術
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吉池隆司