イヌアラシ公爵に代わりジャックの相手を買って出たネコマムシの旦那。その後に続いた侠客団、そしてベポたちもギフターズを相手に善戦する。昼夜途切れることなく戦いは5日間続き、一時は優勢に立ったミンクたちだったが、二人の王の力をもってしてもジャックを倒すことはできない。さらに海からは続々とジャックの兵が上陸、クラウ都への侵入を許してしまう。決着がつかず、しびれをきらしたジャックが毒ガス兵器を使用したと聞いておどろくルフィ。チョッパーはこの国を滅ぼしたのはシーザーの毒ガス兵器だと告げる。
一瞬の間に広がったガスはミンクたちの動きを捕え、砦の奥に隠れた者たち以外をほぼ全滅に追い込んだ。そこから先は口にするのもおぞましいとワンダは身を震わせた。わずかに意識の残っていたワンダは、ギフターズたちが生き残ったミンクたちにむごたらしい仕打ちを行うのを目の当たりにしたからだ。ジャックは強者たちを磔にして何度も同じ質問と拷問を繰り返したが、その翌日に突如、数十人の部下だけを残してゾウを去ったという。目を覚ましたイヌアラシ公爵はルフィにそれすらも救われていたと意味ありげに呟く。
ジャックがゾウを出たのは、ルフィたちがドフラミンゴを倒した日で、おそらくドフラミンゴの救出に向かったのだと推測し、結果的にルフィたちがこの国からジャックを追い出したのだと言うと、イヌアラシ侯爵は再び眠ってしまう。話は戻り、その直後、サニー号はゾウに到着、ナミたちは上陸をはたす。あきらかな襲撃の後を見たサンジは、モモの助とナミの護衛をブルックに任せ、チョッパー、シーザーを連れて奥へ向かう。何が起きたのかと考え込むナミだが、そこへ悲鳴と共にミンクの少女が飛び込んできた。
一瞬、目を疑うナミだったが、即座に状況を判断すると、ブルックに頼んで少女を救う。しかし、事情を聞く前に逃げられてしまう。一方、街へ入ったサンジたちは、ガスによって多数の犠牲者が倒れているのに遭遇する。倒れているのが動物かとおどろくサンジをミンク族も知らないのかとバカにするシーザー。このままでは自分たちも危ない、一度サニー号へ戻ろうとしたサンジだが、瀕死のペドロに呼び止められ、ジャックの仲間でなければ、どうかイヌアラシ公爵とネコマムシの旦那の命を助けてほしいと懇願された。
詳細情報
- 放送日
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- 脚本
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田中 仁
- 演出
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えんどうてつや
- 作画監督
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新垣重文
- 美術
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白石美穂