ゾウ編

ルフィ、移動する幻の島〝ゾウ〟に上陸!!

ナミ達の後を追い、ルフィ達は〝ゾウ〟へとたどり着く。その島は海上を歩き回る巨大な象〝象主(ズニーシャ)〟の背中の上にあり、獣の姿をした〝ミンク族〟が国を作っていた。ミンク族のワンダ、キャロットと出会ったルフィ達は、彼女らに案内され、ナミ達と再会を果たす。だが、そこにはナミ達と行動を共にしていたはずのサンジの姿はなかった。ルフィ達は、ナミからゾウ、そしてサンジの身に何が起きたかを聞かされる。
事の発端は17日前、ゾウに〝四皇〟カイドウの部下、〝旱害のジャック〟が襲来し、ワノ国の侍〝雷ぞう〟を引き渡せと迫る。ミンク族は侍の存在を否定するが、ジャックは聞く耳を持たず、武力に訴える。二人の王、イヌアラシとネコマムシに率いられ、ミンク族は徹底抗戦するも、ジャックが使用した毒ガス兵器によって壊滅してしまう。ジャック達が島を去った後、ゾウを訪れたナミ達はミンク族の惨状を目にし、彼らの救助に奔走。そのおかげでミンク族は一命を取り留め、ナミ達は恩人としてもてなしを受ける事となった。
そして2日前、ビッグ・マム傘下の海賊ベッジが、ナミ達を追ってゾウへとやってくる。ベッジがサンジに差し出したのは、ビッグ・マムが主催するお茶会への招待状。そのお茶会のメインは、なんとサンジとビッグ・マムの娘・プリンの結婚式だった。結婚を決めたのは、サンジの親族である〝ヴィンスモーク家〟。ヴィンスモーク家は強力な軍隊〝ジェルマ66(ダブルシックス)〟を有する海遊国家、ジェルマ王国を治める一族で、サンジはその国王の三男だった。周囲の人々にビッグ・マムの手が及ぶ事を恐れたサンジは、「必ず戻る」と言い残し、一人でビッグ・マムのもとへと向かったのだった。

次々と明らかになる衝撃の事実!! そして新たな同盟結成!!

サンジを連れ戻す為、ルフィは単身ビッグ・マムのお茶会に潜り込む事を決意する。翌朝、島中に侍が現れたとの知らせが。現れたのは、遅れて上陸した錦えもん達。〝雷ぞう〟を探しに来たと伝える錦えもんに、イヌアラシとネコマムシは雷ぞうの無事を告げる。ワノ国の光月一族と兄弟分であったミンク族は、国が滅ぼうとも仲間を売る事はしなかったのだ。

その後、モモの助が実は錦えもんの息子ではなく、ワノ国の大大名〝光月おでん〟の跡取りである事が明らかに。そしてミンク族が守り続けてきた〝ロード歴史の本文(ポーネグリフ)〟。それは〝偉大なる航路(グランドライン)〟の最終地点である〝ラフテル〟への道しるべだった。〝ロード歴史の本文〟は世界に4つ存在し、それぞれに書かれた地点を地図上で結ぶと、ラフテルの場所が浮かび上がる。そして4つのうち、2つはそれぞれ〝四皇〟カイドウとビッグ・マムの手にあった。
さらに驚くべき事実がもう1つ。モモの助の父・光月おでんは、かつて海賊王ロジャーと共に、ラフテルに到達していたのだ。だがそのおでんは、ワノ国の〝将軍〟とカイドウによって処刑されていた。錦えもん達の目的、それは将軍を討ち、おでんの遺志を継いでワノ国を〝開国〟させる事だった。「力を貸してほしい」というモモの助の頼みを受け、ルフィは錦えもん達、そしてミンク族と同盟を結成。打倒カイドウを目指す。

だがそこへジャック達が再び襲来し、象主に攻撃を仕掛ける。混乱の中、ルフィとモモの助は象主の声を聞く。「戦えと命じてくれ」と頼む象主にモモの助が応えると、象主は巨大な鼻の一振りでジャックの艦隊を撃破する。
その後、一行は四手に分かれる事に。ルフィ、ナミ、チョッパー、ブルックはミンク族の戦士ペドロと共にお茶会が開かれるホールケーキアイランドへ。ゾロとロー、そして錦えもん達は一足先にワノ国へ。ネコマムシは元白ひげ海賊団1番隊隊長であるマルコの捜索に。モモの助はイヌアラシと共にしばしゾウに残る事となった。ルフィは皆とワノ国での再会を誓い、ホールケーキアイランドへと旅立った。

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