第1121話
ガープとクザン 衝突する師弟の正義

放送日

海軍 G1 支部・近海廃船場。ジャンゴとフルボディ、ブランニューは異様な形の戦艦を見上げていた。打ち捨てられた戦艦は、装甲が大きく凹んでいる。しかも同じ状態のものが二つ並んでいた。凹んだ軍艦は、ガープとクザンの『軍艦バッグ』であった。サンドバッグ代わりに軍艦を毎日殴り続けていたのだ。ブランニューは語る。

「英雄達の強さは、生まれ持ったものじゃない!」

ハチノスではコビーと合流したガープ達が、海賊と戦っていた。サンファンウルフをふっ飛ばし、ハチノス脱出を目指すガープ。しかしその時、行く手を塞ぐようにクザンが現れる。対峙するクザンとガープ。ガープはコビーとヘルメッポ、グルスを先に海岸へ行かせようとする。そこに突如悲鳴が響き渡った。海賊に襲われている女性を発見し、助けに行こうとするコビーだったが、それは罠だった。隙を突き、透明化したシリュウがコビーに襲いかかる。しかし危機一髪のところでガープが盾となった。だが、さしものガープも深手を負ってしまう。弱ったガープの姿に、海賊達が一斉に襲いかかる。

いち早くガープの元へ駆けるのはクザンだった。クザンとガープの目が合い、一瞬のうちに過去の出来事が走馬灯のようによぎる。かつてクザンが海兵だったころ、ガープとクザンは師弟関係だった。軍艦バッグの前に二人並んで修業をし、苦楽を共にしていた。

しかし現在の二人は、お互いを睨み合い、拳を振り上げていた。二人の拳が交わり、覇気が炸裂する。一方、ハチノスから脱出しようとする海軍の船に、ピサロのシマシマの実の能力で作られた超巨大な腕が迫り来る――。

詳細情報

放送日

脚本

井上亜樹子

絵コンテ

深澤敏則、松井翔

演出

松井翔

作画監督

北崎正浩、涂泳策

美術

Dhavee Morato

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