行方不明になったコブラとビビを探して、イガラム達従者がマリージョアを駆け回るが一向に手がかりを得られずにいた。渦中のビビはワポルとともに、世界会議を終えた王族の船でマリージョアから脱出しようとしていた。なおも不安なワポルはモルガンズに連絡、匿ってもらう算段をつける。マリージョアを離れる王族の船には、傷ついたサボや腹をすかせたボニーなどが、それぞれ別の船で密航をはかっていた。
一方、パンゲア城では、イムと五老星がエッグヘッドへの対応策を講じていた。イムは、ベガパンクが作った『マザーフレイム』の使用を許可、その実験対象にルルシア王国を指名する。「国民に反乱の兆候があるルルシアを一瞬で消すことは、他国への見せしめにもなる」と五老星も同意する。
ルルシア王国には、密航したサボがたどりついたところだった。この国は革命軍によって反乱が起こりつつあり、王族の船の到着直後に国王夫妻は国民によって囚われてしまう。サボは革命を志す国民達とともにルルシアを脱出するが、船が離れた途端に、『マザーフレイム』の閃光がルルシアを包み込み、島を消滅させるのだった。
これがカマバッカ王国に帰還したサボが語った、一部始終である。サボの話を聞き終えたイワンコフは、イムという名前に聞き覚えがあると口を開く。突拍子もない話と言いつつもイワンコフは、「800年前、世界を創造した最初の20人の中に、『ネロナ家のイム聖』なる人物がいた」ことを語る。果たして、イムは同一人物なのか。そしてこの日、マリージョアでミョスガルド聖の処刑が執行された。指揮をとったのは神の騎士団の一人、フィガーランド・ガーリング聖である。
詳細情報
- 放送日
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- 脚本
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冨岡淳広
- 演出
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所勝美
- 作画監督
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伊藤修一、出口としお
- 美術
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武田なつき、濱野英次、土井裕子