第1084話
旅立ちの時 ワノ国と麦わらの一味

放送日

話は少し前にさかのぼる。九里・おでん城跡地、おでんの墓の前に赤鞘としのぶ、遠巻きにキャロットを中心としたミンク族も集まっている。傅ジローが中心となって、おでんの墓に勝利を報告すると、そこへルフィ、ナミ、チョッパー、ブルックがやってきた。ここへ来る前に編笠村のペドロの墓標に墓参りしたキャロットは、そこでゾロとも会ったという。編笠村、ペドロの墓の隣には「トの康」の墓があり、そこにおトコとゾロの姿があった。そこへ現れる日和で、彼女もまたゾロ達の旅立ちを察していた。ゾロは手にしていた閻魔を睨み、言う。「おれたちはもっと強くなる」と。一方、フランキーは港友に別れを告げる。花の都の呉服屋では、「でかくて丈夫で黒い布が欲しい」と言うウソップ。ロビン芸者修業したお師匠の所で、舞の稽古をしているお染。そこへ陣中見舞いのサン五郎の屋台、「十八番そば」がやってきた。稽古はいったん中止し、皆でそばをもらうことにした。サンジは張り切って「十八番そば」を作り、お染はそのおいしさに感動。そこへロビンが、もう港へ向かわなければならない事をサンジに告げに来た。サンジは笑顔でお染に別れを告げる。

九里、おこぼれ町の茶屋にルフィとお玉がいた。狛ちよ、ひひ丸もいる。お鶴が持ってきた「おしるこ」をルフィとお玉が一緒に食べる。ルフィはおかわりするが、お玉はしない。「なんでだ? おれ達がこの国出る頃にはお前が毎日腹いっぱいメシ食える国にしてやるって言っただろ」しかしお玉は胸がいっぱいだったのだ。堪えていた涙がボロボロ溢れてしまうお玉。父ちゃんも母ちゃんも、エースも、アニキも、大好きな人はみんなおらのそばからいなくなってしまう、と。ルフィはお玉の頭をなでていう。「お前が自分の大切なごはんをごちそうしてくれたこと、おれは絶対に忘れねェ」お玉は笑顔に戻って言う。「アニキよりも、エースよりも、ずっとずっと強くなってみせるでやんす~~!!」。そして話は今に戻る。兎丼の常影港では一味がサニー号に乗り、出航の準備が出来たことをまだ地上にいるルフィに告げる。ナミはモモの助と錦えもんにだけ、お別れの挨拶をしてない事を心配するがルフィは確信しているように言う。「大丈夫だ。あいつは来る!」

詳細情報

放送日

脚本

米村正二

演出

竹下健一

作画監督

北崎正浩

美術

Dino Santos

オススメコンテンツ