第763話
失踪の真実 サンジ驚愕の招待状

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ベッジの凶弾に倒れたぺコムズを前に怒りをあらわにするサンジとブルック。しかし、ベッジの体内から飛び出してきた部下たちに囲まれてしまう。ベッジは自分がシロシロの実の能力者、城人間だと明かすと、自分も超新星と呼ばれた一人だと話し、ここで争えばミンクたちが加勢し自分たちが不利になるから、騒ぎを起こす気はないと余裕を見せる。もとよりミンクたちを巻き込むつもりはなく、反撃しようとするサンジたちだったが、様子を見に来ていたナミとチョッパーを人質にとられ、手も足も出せなくなってしまう。

さらに、ベッジは木の上に隠れたシーザーを海楼石入りの弾丸を撃つと脅して捕えると、サンジたちを自分の体内にある城へと連行した。元の姿に戻ったベッジは、ナミたちを鎖でつなぎ、サンジだけをもてなすようにテーブルへつかせる。ベッジはもはや一週間前とは状況が違うと言うと、ビッグ・マムからの招待状をサンジに見せた。その内容に血相を変え、言葉を失うサンジ。お茶会のメインは結婚式で、新郎はヴィンスモーク家の三男サンジ、新婦はシャーロット家35女プリンとの結婚だというおどろくべきものだった。

お茶会の招待状をサンジに受け取らせようとするベッジ。食い入るように招待状を見つめるサンジ。おどろきのあまり、チョッパーと共にサンジに矢継ぎ早に質問するナミだが、そういえば、うそつきノーランドの絵本を見たサンジが、ノースブルー出身だと話していたことを思い出す。本当かと尋ねたブルックは、それがどれほどすごいことなのかチョッパーに説明する。ノースブルーからイーストブルーへ向かうにはレッドラインを越えなければならず、大航海だというのだ。サンジがどんな大航海を経てきたのかとおどろく一同。

シーザーはシャーロットがビッグ・マムの姓で、娘と結婚すれば血縁者になるサンジの仲間、つまりルフィたちもその傘下になると語った。見たこともない女との結婚などできないし、ルフィは海賊王になる男だとつっぱね、シーザーを渡すから自分たちを解放しろと要求するサンジ。しかし、ベッジは招待状は見せただけで、この城は自分の体内で、すでにビッグ・マムのもとへ移動中だと明かす。交渉を断念、気色ばむサンジに戦うなら相手をすると城内を操り、ベッジは見せしめのようにナミを床へ沈めようとする。さらにサンジの耳元であることをささやくヴィト。それを聞いたサンジは愕然とする。

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脚本

米村正二

演出

伊藤聡伺

作画監督

多嘉良敢

美術

吉池隆司

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