第764話
野郎共へ サンジ別れの置手紙

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ヴィトのささやきに態度を一変したサンジは、どうやって調べたのかとベッジに迫る。しかし、四皇の一人であるビッグ・マムの持つ強大な力とその言葉に脅しはなく、誰の傘下にもつかず生きていたいなら逆らうなと忠告される。意を決したサンジはベッジに紙とペンを要求、ルフィたちに当てた手紙をナミに託し、これだけは信じてほしいと言って、仲間に隠し事をしたつもりはなく、過去にけりをつけてくると告げた。そして、話を続けるふりをして、仲間たちをベッジの体内から逃がし、シーザーを人質にとる。

サンジは、自分が特別扱いされ、手配書も生け捕りオンリーとなったのは結婚話のためだと確信し、同行するのを条件に仲間に手を出すなとベッジに迫る。一方、ベッジの体から放り出されたナミたちは、ネコマムシの旦那たちと出会う。ネコマムシの旦那の強さを見抜いたベッジは、ぺコムズをやったのは自分ではないとごまかす。嘘だと指摘してベッジの中にいるサンジに出てくるように呼びかけたナミたちだが、必ず帰ると笑顔で告げられ、どうすることもできず、その隙をついてタンクに変形したベッジに逃げられてしまう。

サンジに戻る意思がないからと、後を追いかけようとするワンダを止めたブルック。事情があることを察したネコマムシの旦那は、昼のミンクたちを不安にさせないようワンダとキャロットに口止めすると、ぺコムズを自分が預かると請け負う。話を聞いたルフィはサンジが結婚したら仲間が増えるのかと尋ねるが、ブルックから相手がビッグ・マムの娘なら傘下に入ることになると言われる。さらに結婚が逃れられない場合、仲間に迷惑をかけないため、自分を犠牲にしようとするかもしれないと言われ、それは絶対に嫌だと憤る。

自分たちを逃がすと決めたときから、すでにサンジの心が決まっていたのではないかと語るナミ。すべての鍵となるヴィンスモークの名に聞き覚えはあるが思い出すことができないロビン。ゾロはサンジが戻らなくても構わないと言い放つ。すでにドフラミンゴを倒し、スマイル工場を破壊したことで四皇カイドウを怒らせ、手下であるジャックとも一戦交えている時期に、ビッグ・マムと絡むのはバカとしか言えないと言うのだ。ルフィは考えてもわからないからサンジに直接聞きにいくと決める。会うための手立てがあるかもしれないというブルックとチョッパーの言葉に、ルフィたちはくじらの森へ急ぐ。

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脚本

田中仁

演出

小山保徳

作画監督

川村敦子

美術

白石美穂

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