ぺコムズが瀕死の重傷を負ったのは、恩義を返すため自分たちを見逃したからだと容態を心配するブルック。サンジの行方を捜す手がかりは、ビッグ・マム海賊団であるぺコムズ以外にないが、話を聞ける状態なのかと不安がるウソップ。やがて暗闇にまぎれて、無数の羽音と共に巨大な吸血バチ、スッチーの群れが襲ってきた。ワンダとキャロットはワーニーを走らせ、急いで逃げ出そうとする。毛のないミンクが刺されれば、たちまち血を吸い尽くされるからだ。あわてたウソップはスッチー目がけ火薬星を放った。
ハチとは思えないスッチーの巨大さに目を疑うナミ。おどろきながらも麦わらの一味は反撃を開始した。ワンダから象主さえも弱らせるスッチーは見つけ次第駆除するのだと教えられ、手分けしてスッチーの駆除にかかり、数の多さに手こずりながら、どうにかスッチーの駆除に成功する。再び森の奥へ進みながら、ネコマムシの旦那をすばらしい人だと絶賛、会いたいという気持ちを歌いあげたブルックだが、そんなに素晴らしい人なのかと感心するロビンにあくまでもイメージソングだと返した。やがて前方に侠客団の居住地を発見する。
居住区に足を踏み入れ、あらためてくじらの木の大きさに感心するルフィ。集まってきたミンクたちから恩人として大歓迎され、部下たちの非礼を詫びるペドロから、ぺコムズの居場所を教えてもらう。さっそく向かおうとするルフィたちと別れ、トナカイのミンクの案内でネコマムシのもとへ向かったチョッパーは、絶対安静でベッドで寝ているはずのネコマムシがのんきに風呂に入っていることにおどろき、止めさせようとする。しかし、どこまでもマイペースなネコマムシは怒るチョッパーを気にせず風呂を楽しむのだった。
ようやくベッドに入り、診察を受けるネコマムシ。一方、ルフィたちは目を覚ましたぺコムズと対面していた。あれだけの銃弾を浴びて、よく生きていたと感心するナミに、ぺコムズは半分は能力で回避したと告げ、サンジを連れ去られたことを詫びる。誰が結婚を決めたんだと憤るルフィに、結婚はビッグ・マムとサンジの父親が決めたと明かす。どういうことなのかと迫るナミに、戦争屋ジェルマ66のトップであるヴィンスモーク家の当主がサンジの父親だと明かし、人殺しの一族だと言い放ち、おどろくべき事実を前に、誰もが言葉を失う。
詳細情報
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- 脚本
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冨岡淳広
- 演出
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長峯達也
- 作画監督
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出口としお
- 美術
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吉池隆司