第672話
最後の光 我らが隊長の秘密!

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城と一体化したピーカにより苦境に立たされたルフィたちだったが、ゾロがその場を引き受け、ルフィはヴァイオレットを連れてドフラミンゴを倒すべく王宮へとひた走る。そのころ交易港ではロビンに一杯食わされたトレーボルが幹部塔を破壊して大混乱となっていた。一方、コロシアムでは背水の剣舞を捨てディアマンテに攻撃を仕掛たレベッカだが、刃のない剣で通じるはずもなく返り討ちにあってしまう。血を流し倒れ伏すレベッカをあざ笑うように、ディアマンテはレベッカの母の最期とオモチャの兵隊のことを語りはじめた。

気絶したウソップを救出したロビンは、レオたちがトレーボルに捕まったと説明して物陰から様子を伺う。トレーボルから協力者を教えろと迫られ、拒否するレオだったが、誘導尋問にひっかかりウソップと片足の兵隊が仲間だと教えてしまう。それでも最後まで戦うと闘志を失わないレオたちに、トレーボルはベタベタの粘液に火をつけ爆発させた。がれきの下からレオを助け出したウソップは、もう無理だから逃げろと命令するが、レオはSOP作戦が成功すれば、必ず片足の兵隊がドフラミンゴを倒してくれると信じて疑わない。

もうろうとする意識の中、片足の兵隊はコロシアムでレベッカと別れた時のことを思い出していた。あの朝、ドフラミンゴが王位放棄するという報せに、囚人たちや仲間を奪われたトンタッタ族は大喜びしていた。だが、誤報だとわかり希望を失ったレベッカは大会に出ることを決意したのだ。それを止めようとする片足の兵隊に、反発したレベッカは心無い言葉を浴びせてしまう。本心からの言葉ではなかったが、片足の兵隊には自分の無力さをつきつけられたことになり、せめて出場を止めてくれることを祈って去るしかなかった。

ピーカの起こした激しい揺れによってラオGの攻撃が止まり、その隙をついたカブたちは兵隊を連れて脱出を図った。残された仲間たちはラオGにしがみついて少しでも時間を稼ごうとする。片足の兵隊は戻って仲間を助けようとするが、カブからドフラミンゴを討てるのは隊長だけだと説得される。一方、騒ぎに紛れ、がれきの下敷きになったレオを助け出したウソップはおどろくべき事実を知る。10年前、シュガーがこの国で初めてオモチャにした人物に契約をし忘れるという失態をおかし、記憶を失わずにたった一人で闘ってきた、そのオモチャの兵隊こそがコロシアムの英雄、伝説の剣闘士、キュロスだったのだ。

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脚本

中山智博

演出

所 勝美

作画監督

楢崎朝子

美術

白石美穂

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