第939話
一味疾る! 救え囚われのトの康

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花の都では、亡くなった花魁・小紫の棺を運ぶ最後の花魁道中が行われていた。オロチに逆らった小紫の亡骸は、羅刹町の牢屋敷にて罪人として火葬されるという。一方、兎丼のルフィ達は突如スクリーンに映し出された、牢屋敷の処刑場の中継映像を見ていた。処刑場に姿を見せたトの康は磔台に括りつけられ晒し者にされる。

えびす町で中継を見ていたしのぶとカン十郎は、トの康の正体をナミ達に語る。彼は、かつておでんと並び光月家に仕えた大名の一人「霜月康イエ」だった。当時の康イエを知っていた民衆は次々にその名を呼ぶが、役人達によって制される。磔台の康イエは空を舞う花びらを眺めながら、数十年前のおでんとのやり取りを思い出す。そして、集まった民衆に向けて人生最後の大演説を始めるのだった。

詳細情報

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脚本

田中仁

絵コンテ

山内重保

演出

鈴木裕介

作画監督

島貫正弘

美術

田中里緑

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