ルフィたちとカイドウの激闘が続くそのウラでは、次第に氷鬼化していき、子分の弥太っぺに介錯を委ねたヒョウ五郎。だが、斬首を命じられた弥太っぺは涙で大親分の首を落とすことが出来なかった。大政も氷鬼が進行し、彼もまた覚悟を決めた。綱ゴローが介錯を命じられるが、やはり動けない。クイーンは敵味方かまわずに氷鬼をまき散らす。怒りを覚えるプレジャーズ、ウェイターズだが、広がる冷気に成す術もなく、氷鬼化する犠牲者は増える一方だ。ついにハラをくくった弥太っぺがヒョウ五郎の首を落とそうと刀を振り下ろした時、チョッパーが飛びこんできた!
チョッパーは氷鬼に対抗するウィルスの開発に成功したのだ。まずヒョウ五郎を回復させると、見事に効果が現れた。氷の角も牙も、体に張り付いていた凍結も全てが融解していく。さらにその場にいる全員を助けるため、チョッパーはトリスタンとミヤギに手伝わせて大砲で「チョパファージ・ネブライザー」を放射させた。霧のように広がった薬品は、氷鬼に犯された敵も味方も、全てを救ったのである。だが、誰もがチョッパーを讃える言葉は「やるじゃねえか、たぬきさん!」だった。チョッパーはランブルボールを使って大きくなると、「たぬき」呼ばわりの怒りごと、クイーンに叩き込む。「たぬきじゃねえ!」
詳細情報
- 放送日
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- 脚本
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冨岡淳広
- 絵コンテ
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中島豊
- 演出
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前屋俊広
- 作画監督
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鈴木伸一
- 美術
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田中里緑、Dhavee Morato