クイーンのばらまいたウィルス『氷鬼』を止める為の抗体が、遂にチョッパーの手によって完成する。しかし、戦場では、氷鬼によって体が氷と化していき、侍達が暴れ、苦しみもがいている。絶望的な状況の侍達を励ましたのは、全盛期の肉体と力を取り戻したワノ国伝説の大親分、花のヒョウ五郎であった。もしチョッパーの薬が間に合わなかったら自分を斬れと弥太っぺ、大マサ、綱ゴロー、お蝶ら親分衆に伝え、御庭番衆へ戦いを挑むヒョウ五郎。ルフィこそがワノ国に夜明けをもたらす者と確信しているヒョウ五郎は、命の炎を燃え上がらせ、存分に力を振るい続ける。
一方、鬼ヶ島の屋上では、ゾロ、ロー、キッド、キラーがカイドウ、ビッグ・マムと戦っていた。ビッグ・マムの雷がゾロとローを襲う――その瞬間、眠って体力を回復していたルフィが飛び起き、雷をその身に受けて、ゾロとローを守る。ルフィは不敵に笑い、拳に流桜を纏わせた。その頃、ヒョウ五郎も流桜を纏わせた刀で次々と御庭番衆を斬り倒している。恐竜姿のクイーンがヒョウ五郎の背に向けてレーザーを放とうとするが、飛び込んできたマルコが阻止。戦場では侍や百獣海賊団が次々と氷鬼と化していく。ヒョウ五郎も氷鬼の侵食が進んでいるが、それでも御庭番衆と戦っている。半ば暴走気味に残りの御庭番衆も倒したヒョウ五郎は、そのまま親分衆へと襲い掛かるが、すんでの所で理性を取り戻す。そしてその場に座り込むと、親分衆に介錯するように指示するのだった。
詳細情報
- 放送日
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- 脚本
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山崎亮
- 絵コンテ
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鈴木裕介、中島豊
- 演出
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鈴木裕介
- 作画監督
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高木雅之
- 美術
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飯野敏典