おでんがワノ国に帰還して二年が経った。ゲッコー海賊団と百獣海賊団の戦争、リューマの墓荒らしなど不穏な事態が続く中、相も変わらず花の都で歌と踊りを続けるおでん。“九里のバカ殿”と蔑まれるおでんと接する者は、今や家族と家臣とわずかな恩人達だけとなった。そして五年目に入った時、将軍オロチが九里の郷を訪れ、「九里に武器工場を作る」と告げる。オロチはさらに「ヒョウ五郎はカイドウに捕らえられ、その妻は銃殺された」とも語った。
実は五年前、おでんはオロチ&カイドウとある約束を交わしていた。その約束を果たすため、週に一度花の都で踊っていたのだ。約束が破られたと知ったおでんは涙を流し、「カイドウを討つ!」と錦えもん達に宣言する。カイドウの拠点である島を目指し、おでんと錦えもん以下九人の侍――赤鞘九人衆――が進んでいく。だが、その動きを知ったカイドウは、百獣海賊団を率いて兎丼の地で待ち受けていた。おでん達とカイドウ軍は激突し、戦いが始まる。
詳細情報
- 放送日
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- 脚本
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藤田伸三
- 演出
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小山保徳
- 作画監督
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島貫正弘
- 美術
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土居ゆりの