九里に乗り込んだおでんは、そこを根城にする最強の怪物アシュラ童子とその子分たちと激突。死闘の末にアシュラを打ち倒した。ちょうどそこに駆けつけてきた錦えもん達に、おでんは九里のならず者どもをまとめて、王になる、と宣言する。晴れて九里はにぎやかな市井の町へと変貌を遂げ、街行く人々には笑顔があふれる。アシュラは「平和」を実感して涙するが、それ以上にアシュラをはじめ錦えもん達を泣かせたのは、おでんの「侍になれ!」という言葉。大名になったおでんは、家臣として錦えもん達を迎えたかったのだ。
それから6年の月日が流れる。おでんはオロチに金を貸し続けたおかげで九里の財政は逼迫。事態を重く見た錦えもんら家臣たちは、ひそかにオロチの主たる康イエのもとに泥棒を決行するもあっさりお縄になってしまう。見かねた康イエは金を渡し、主君を支えるためにも、より侍らしく身なりや言葉使いなどをしっかりすべし、と彼ら自身を磨くようにアドバイス。おかげでおでんとその家臣たちは、見違えるようになって花の都に凱旋した。ここに、おでんとスキヤキは再会を果たしたのだった。
詳細情報
- 放送日
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- 脚本
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冨岡淳広
- 演出
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小山保徳
- 作画監督
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島貫正弘
- 美術
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陳烔年