第961話
涙の弟子入り おでんと錦えもん

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巨大白猪『山の神』が子猪を探し、花の都を破壊している。その子猪を手にした錦えもんは、おでんに「おれによこせ」と言われるものの、金に目がくらみ手放せずにいた。そこへ最初に子猪を攫った不良が現れる。不良は錦えもんに奪われた子猪を取り返すため、お鶴を人質にして花の都へと向かっていたのだが、その道中で山の神に襲われてしまったのだった。お鶴を助けるため、命がけで山の神へと挑む錦えもん。しかし、山の神の巨体に錦えもんの刀は全く通用しない-。錦えもんは、朦朧とする意識の中で必死に遠ざかる山の神へと手を向けるが、遂に力尽きてしまう。と、その時「お前の探し物はコイツじゃねェのか、猪!!!」と叫ぶ男の声が聞こえる。錦えもんが意識を取り戻すと、その目に映ったのは山の神相手に子猪を掲げて仁王立ちするおでんの姿であった。怒り狂い突進してくる山の神に、おでんは必殺の「おでん二刀流・桃源白滝」を放ち、見事一撃で返り討ちにする。

おでんの活躍により錦えもんはお鶴と再会し、花の都も救われた。おでんの格好良さに心惹かれているものの、未だに彼のせいで花の都が襲われたと勘違いしている町民達。そんな彼らに錦えもんは自分こそが花の都に子猪を連れて来たのだ、と真実を告白しようとするが「しょうもねェ事するな!!!」とおでんに殴られる。何も語らずその場を去ろうとするおでん。と、そこへ彼の父である将軍・光月スキヤキから絶縁状が届く。絶縁状を突きつけられながらも、おでんは豪快に笑いながら花の都を後にした。おでんの器の大きさを目の当たりにした錦えもんは、彼の家来になるために、傳ジローと共にその後を追い駆けて行った。おでんの向かった先はオジキと慕う人物、白米大名・霜月康イエの所である。そこでおでんは、オロチと名乗る奇妙なほどに胡麻をするコマ使いと出会う。そうしてしばらくの月日が流れ、おでんは九里に住む怪物・アシュラ童子を目指してワノ国漫遊の旅に出る。錦えもん、傳ジローを伴って旅をするおでんの元に、イゾウと菊の丞の兄弟、カン十郎、雷ぞうと次々に家来が増えていく。

詳細情報

放送日

脚本

山崎亮

演出

深澤敏則

作画監督

五十内裕輔

美術

土居ゆりの

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