ここで物語の時間をいったん巻き戻す。世界会議・レヴェリーが終了し、各国の王達は帰路に着いた。だが同時に、世界の運命を揺るがしそうな不穏な事件がいくつも発生していた。そのひとつは死亡事件、別のひとつは殺人未遂事件であり、それらはアラバスタ王国の存亡やサボの生死に関わるものであった。各地の人々はモルガンズが発行する世界経済新聞によって事件を知り、それぞれの立場での反応を見せる。驚愕する者、うろたえる者、悲しむ者、そして喜ぶ者――。
そんな中、ワノ国に留まっているドレークはコビーに連絡を取る。実はドレークは海軍の機密特殊部隊「SWORD」の隊長であり、コビーはその隊員であった。コビーは海軍の状況をドレークに伝え、海賊女帝ボア・ハンコックの拿捕に向かっていると告げる。今回のレヴェリーでは王下七武海制度の撤廃が提案され、可決されていた。これもまた世界中を大いに驚かせたニュースであり、その決定によって地位を剥奪された七武海の面々は、これまでとは一転して海軍の討伐の対象となったのだ。バギーやウィーブルは海軍の軍勢に包囲され、ミホークとハンコックは悠然と敵を待ち受ける。
詳細情報
- 放送日
-
- 脚本
-
藤田伸三
- 演出
-
石谷恵
- 作画監督
-
井上栄作、伊藤公崇
- 美術
-
陳烔年