おいはぎ橋から逃げ出した牛鬼丸をゾロは追いかけていく。日和と河松は、ゾロの元に向かいながら、自分たちの13年間を思い起こす。鈴後は、かつて大名『霜月牛マル』が治めていた。しかし、カイドウの手によって制圧され、以来、ここは廃墟になっていた。13年前、河松がこの土地を訪れた際、オニ丸が墓荒らしと格闘している場に遭遇する。オニ丸は牛マル亡き後も、たった一人でこの墓を守り続けていたのだ。河松はオニ丸と交流を深めるが、そこで河松もまた刀を掘り起こし始める。河松の意図は、このまま刀を眠らせるより、来たる決戦の日のために、刀を準備する必要があるのだと、涙ながらに話す。以来、河松はオニ丸と共に、墓を守り、刀を集めることになる。
ところが、ある日、河松はオニ丸のために油揚げを都に盗みに行った際、捕まってしまい、兎丼に投獄されていたのだ……。
河松と日和は、ゾロの待つ廃墟にやって来る。ゾロはここで牛鬼丸を見失ったらしい。なんと、その廃墟の地下には、大量の武器が保管されていた!牛鬼丸は、その様子を木陰に隠れて見つめながら、キツネに変化する。牛鬼丸の正体はオニ丸だったのだ。しかし、ここにゾロの『秋水』はなかった。すると、日和は、カイドウに唯一傷をつけた伝説の刀・名刀『閻魔』をゾロに差し上げると言い出す!
詳細情報
- 放送日
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- 脚本
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中山智博
- 演出
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暮田公平
- 作画監督
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久田和也
- 美術
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田中里緑