フランペの加勢に怒り、自らの腹を差し貫き、隠していた素顔を見せたカタクリ。ルフィを格下扱いせず、対等の立場で戦おうというのだ。そのことを喜びながらも勝つのは自分だと意気込むルフィ。見聞色でカタクリの攻撃をかわし、反撃に出たルフィだが、力負けして次第に追い詰められていく。その戦いぶりからカタクリは、だいぶ見えるようになったとルフィの見聞色を評価する。力負けしまいと必死に抗いながら、ルフィの脳裏には2年前、仲間たちと離れ、ルスカイナ島でレイリーと修業した日の事が浮かんできていた。
ルフィは目を隠して気配だけで攻撃をかわす修業を続けていた。レイリーから100回まではメシ抜きだと言われて腹ペコのルフィ。その夜、動物たちが食べ物をもってきた。しかし、ルフィは礼を言うものの受け取らず、代わりに特訓につきあってもらう。そこへ突然現れたライオンに襲われるが、ルフィは怪我で興奮していることを見抜いて手当をしてやる。その後もレイリーとの修業が続き、ついに100回をかわすことに成功した。最後は気配を消したのによくかわせたと言われたルフィは、レイリーが笑った気がしたと答える。
食事に夢中のルフィに、お前の見聞色は生き物の感情を見るのに長けていると分析するレイリー。それができれば相手の動きも察知できるが、逆に相手がそういう能力を持っていたらどうすると尋ねる。ルフィが敵の性格を気にしたことを面白がり、レイリーは自分の力のすべてを叩き込むと告げた。一方、プリンと共にカカオ島を目指すサンジ。プリンから上手くいくのかと悪態をつかれるが、ルフィは必ず自分が助けるとサンジは言い切る。カカオ島にはすでにビッグ・マムの子供たちの艦隊が集結、ルフィたちを待ち構えていた。
再びカタクリと向かい合ったルフィ。見聞色で攻撃を読み、かいくぐりながら突進、滅多打ちにされながらも、ついにカタクリの顔面に拳を叩き込むことに成功する。憤怒したカタクリはルフィの顔を足蹴にするが、ルフィも腕や脚を伸ばし応戦、すさまじい殴り合いとなる。もはやビッグ・マムのためでも三将星でもなく、男としてルフィと戦おうとするカタクリは倒れたルフィを挑発した。立ち上がったルフィも拳を構え、受けて立つ。麦わらの一味が合流するまで約一時間、再び立ち上がったルフィは今度こそ終わらせるとギア4を発動した。はたして最強の切り札、スネイクマンとは!?
詳細情報
- 放送日
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- 脚本
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田中 仁
- 演出
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所 勝美
- 作画監督
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久田和也 五十内裕輔
- 美術
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吉池隆司