フランペの狙撃で隙を作ったところをカタクリに攻撃され、致命的なダメージを受けてしまうルフィ。立つのもやっとなその姿をブザマでカッコ悪いとフランペは手下たちとバカにする。もはやカタクリの勝利は間違いない。ほめてもらえるとカタクリのもとに駆け寄ったフランぺだが、ルフィとの一騎打ちに水を差されたカタクリの怒りを買い、何がおかしいのかと一喝される。さらにカタクリはルフィと対等になろうと、土竜で自らの腹を突き刺す。カタクリの行動におどろき、絶句するフランぺはその返り血を頬に浴びてしまう。
隠していた口元をあらわにして、ルフィを笑いたいのなら自分も笑えと怒鳴るカタクリ。それを見てショックを受けたかに見えたフランペだが、冷静で完璧なはずのカタクリのイメージを壊されたことに怒り、噛んでいたガムをその顔めがけ吐き捨てた。それでも怒りはおさまらず、手下たちにカタクリの写真を撮らせ、それをばら撒くと言い放った。しかし、カタクリもルフィもすでにフランペのことなど眼中にない。ルフィの覇気を覇王色だと見抜くフランペだが、すでに遅く、二人の覇気に耐えきれず手下と共に気絶してしまう。
プロメテウスの巨大な炎に包まれ、執拗にベッジを追うビッグ・マム。サニー号からビッグ・マムを引き離すことを請け負い、どうにかベッジたちはリキュール島に近づいていた。しかし、シフォンはナミたちを逃がすには、さらに先にあるふんわり島へ行くべきだと主張する。ケーキを食べたビッグ・マムが正気に戻ればサニー号を追うことは間違いない。たとえ自分一人でもケーキと共にふんわり島へ行く、それが恩を返すことだと言うのだ。シフォンの決意と一途さに押され、ぼやきながらもベッジはふんわり島へ針路を変更する。
サニー号を葬るべく、部下さえも手にかけて水分を絞り上げるスムージー。妹たちから船が沈むと止められるギリギリまで巨大化して、ここでけりをつけるとサニー号めがけ斬撃を放った。しかし、ナミの的確な指示を聞いたジンベエのあざやかな操舵技術が次々に斬撃をかわしていく。そして、ようやくキャロットも目を覚ます。一方、ミロワールドでは、あらためてルフィがカタクリと対峙していた。ベストを脱ぎ捨て、拳を構えたカタクリから、もう格下だと思わないと言われたことをルフィは素直に喜んで礼を言うが、それでも勝つのは自分だと宣言する。ルフィとカタクリ、まさに命をかけた一騎打ちが始まった!
詳細情報
- 放送日
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- 脚本
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中山智博
- 演出
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小牧 文
- 作画監督
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伊藤修一
- 美術
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白石美穂