第856話
禁断の秘密 カタクリのおやつの時間

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ルフィをモチの中に生き埋めにしたカタクリは、ただちにメリエンダを開始するようパティシェたちに命令した。すでにメリエンダの時間から40分が過ぎ、これ以上カタクリの機嫌を損ねないよう、パティシェたちは大急ぎでおやつを用意する。色とりどりのドーナツを前に、これらは完璧な人間であるカタクリにふさわしく、完璧な材料で作り上げたものだと説明するパティシェたち。消耗したエネルギーを補給するためには糖分が必要だと言うとカタクリはモチで社を作り上げ、誰であろうと中をのぞくなと命令して社にこもった。

無事にメリエンダの準備を終わらせて安心したパティシェたちは、食事やお茶の時間さえ誰とも一緒にせず、一人精神集中の時間にするカタクリの繊細さを褒め称えた。そして、格下の海賊が勝てるはずがないとルフィをバカにする。しかし突然、鏡餅が揺れはじめ、中からモチを食べまくり、パンパンに膨らんだルフィが飛び出してきた。カタクリの居場所を教えろと迫り、パティシェたちに外へ出たと誤魔化されそうになったルフィだが、社の中からドーナツの匂いがするのを嗅ぎ付けると、助走をつけて突進し、社を破壊する。

ショコラタウンではサンジ、シフォン、プリンによって順調にウェディングケーキ作りが進んでいた。それを見届けようと、海上からはオーブンの軍艦がショコラタウンを目指す。一方、ミロワールドではルフィが社を破壊したことで、生まれてこのかた背中をつけたことのないはずのカタクリが床に寝そべり、ゆるみきった状態でドーナツを食べている姿がパティシェたちに目撃されてしまう。見られたことに気づいて怒りの形相となったカタクリに命乞いをするパティシェたちだが、その懇願は無視され、次々に倒れていった。

パティシェたちを始末したが、カタクリの怒りの収まらない。ルフィに最後まで倒れる姿を見届けなかったことを悪かったと言うと、今度こそ止めを刺すべく襲いかかってきた。武装色をまとわせた拳で攻撃を受け止めたルフィだが、すさまじい硬さに太刀打ちできず、応戦することもできないまま滅多打ちにされる。しかし、怒りで我を忘れて攻撃してきたカタクリに、今まで通じることのなかった反撃が通用したことに気づく。勝利の可能性が見えたルフィは、逆上するカタクリにお前は無敵じゃないと言い放つとギア4を発動させた。そして、追ってくるカタクリのモチをかわすと、反撃のコングガンを炸裂させる!

詳細情報

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脚本

田中 仁

演出

深澤敏則

作画監督

北崎正浩

美術

白石美穂

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