第857話
ルフィ反撃 無敵カタクリの弱点!

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冷静さを失ったカタクリに攻撃が通じたことで、レイリーとの修行で見聞色、武装色の覇気について教えられたことを思い出すルフィ。見聞色は相手の気配をより感じる力であり、高めれば見えない敵の位置や数のほか、相手の次の動きさえ読み取れる。武装色の覇気は弱点をつくことを除けば能力者に対する唯一の対抗手段で、ロギアの能力者たちの流動する体に触れ、とらえることができるのだ。カタクリの強さはモチでなく見聞色にあると見抜き、ルフィはギア4でふたたび攻撃を開始した。その猛攻に流石のカタクリも後退する。

背中をつきそうになったが、自分を超人だと信じている兄妹たちを思い出し、かろうじて踏み留まるカタクリ。すぐに冷静さを取り戻すと、よくぞ自分の強さを見極めたと感心し、見聞色の覇気でルフィの攻撃を読み、体を変形させることで効率よく避けていたことを明かした。そして、ふたたびルフィの放った攻撃を能力で次々とかわしていき、自分の体を貫通した腕をモチでからめ捕った。逃れようともがき暴れるルフィに、カタクリはクラッカーがやられたわけが少しわかったと告げると、無双ドーナツでルフィに襲い掛かる。

サンジたちがウェディングケーキ作りに取りかかっていた頃、お菓子工場の前では騒ぎが起きていた。偶然、シフォンを見かけたパウンドが会って話がしたいと懇願していたのだ。プリンの命令で誰も入れることはできないと断られるが、パウンドはあきらめきれずに食い下がっていた。そうとは知らず、外が騒がしいといぶかしがるシフォンたち。そんな時、ブリュレから連絡が入った。ルフィと仲間たちが1時にカカオ島で合流することが筒抜けになっていたのだ。しかし、ブリュレはルフィが現れることはないと話を続ける。

ルフィはカタクリと一騎打ちの真っ最中であり、倒されるのは間違いない。さらに麦わらの一味の背後にはビッグ・マムとぺロスペローが迫っていて、そのうえ集結したビッグ・マムの子供たち全員が揃えば敵ではないと豪語するブリュレ。しかも、工場にオーブンが向かっていると聞いて、プリンは顔色を変える。その頃、工場前に到着したオーブンだったが、プリンの頼みならと中に入るのはあきらめた。しかし、騒いでいたパウンドをビッグ・マムが来る前に遠ざけようと威嚇する。そのころ、ふたたびにらみ合うルフィとカタクリ。互いの意地をかけた戦いは、いつ終わることなく、より激しく続いていた。

詳細情報

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脚本

米村正二

演出

小山保徳

作画監督

伊藤修一

美術

吉池隆司

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