戦いの場をミロワールドへ移し、3将星カタクリへの先制攻撃を開始したルフィ。矢継ぎ早に連続技を仕掛けたものの、格下扱いされたあげく、すべて避けられてしまう。素早い移動も効果はなく、わざと床を砕き、かく乱しようとしたルフィだが通用せずに苦戦する。一方、クー・ド・バーストで窮地を脱出することに成功したサニー号では、アメから解放され喜ぶチョッパーとブルックに、サニー号を脱出させるためぺロスペローを道連れにペドロが自爆し、さらにルフィがカタクリを連れ、ミロワールドへ行ったことが伝えられた。
すべてはサニー号を守れなかったからだと自分の弱さを責めるブルック。チョッパーもこらえきれず号泣する。重苦しい空気の中、ジンベエが心を乱すなと口を開いた。今は悲しんでいる場合ではない、ペドロの覚悟を無駄にするなと諭され、その思いに報いるべく一丸となるサニー号。だが、その背後にふたたび軍艦が近づき、さらに巨大なキャンディの上を歩くビッグ・マムが迫っていた。ペロスペローが生きていたことに悔し涙を浮かべるキャロット。ペロスペローは右手を奪われた怒りに燃え、標的であるサニー号を見据える。
万国内海上空を進み、サンジたちはカカオ島を目指していた。シフォンから、以前スリラーバークで出会ったローラがチョコ作りの名人で、カカオ島のチョコレート大臣だと教えられるサンジ。しかし、政略結婚を嫌がってローラが出奔して以来、その地位は欠番となっていた。プリンは誰もが認める実力を持っているが、後を継ぐことを受け入れず、その地位は空席となっているのだ。シフォンに絨毯の中から出てくるように言われたプリンだが、サンジのことを意識するあまり、本心とは真逆の言葉を口にして恥ずかしがっていた。
ミロワールドではルフィとカタクリの激しい戦いが続いていた。休む間を与えず攻撃の手を緩めないルフィに、カタクリが押されているように見えたものの、実際はモチモチの能力によって技をコピーされていたのだ。自分の技を数十倍の力で反撃され、ルフィは床に叩き付けられてしまう。相手の動きを予測して実力の差を見せつけるカタクリは、すべてにおいてルフィは自分より劣っていると言い放つ。ゴムがモチに負けるはずないと再び向かっていくルフィ。だが、その渾身の技も通用しない。負けじと今度はギアを発動するルフィに、カタクリは力で来るのかと冷たく言い放つのだった。
詳細情報
- 放送日
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- 脚本
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田中 仁
- 演出
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暮田公平
- 作画監督
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出口としお
- 美術
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齋藤 優