ルフィたちを逃がすため、ペロスペローを道連れに自爆したペドロ。その凄まじい衝撃はビッグ・マムさえも吹き飛ばした。ペロスペローの能力が切れ、アメが溶けたことでサニー号、ブルック、チョッパーも自由を取り戻す。ペドロが命がけで作ったチャンスを無駄にするわけにはいかないと、ルフィはただちに出航するようナミに指示した。そうはさせまいと立ちふさがるカタクリ。ナミに説得されペドロの傍へ行くことを断念したキャロットだったが、ビッグ・マム海賊団への怒りはおさまらず、カタクリめがけて飛びかかった。
かつて、剣が不得手だったキャロットにエレクトロと身体の軽さをいかした戦い方を教え、特訓の相手を買って出てくれたペドロ。自分が強くなれるとは思わなかったと礼を言うキャロットにペドロはいずれ出番が来る。その時のために強くなり、備えろとアドバイスした。その恩人ペドロの仇を討てず、足蹴にされて悔し涙を流すキャロット。ルフィは自分に任せろとカタクリに連打を浴びせた。一方、爆発で吹き飛んだはずのビッグ・マムがふたたびサニー号へ接近する。さらにアマンドの命令で、砲撃が開始されようとしていた。
コーラの充填が終わり、ただちにクー・ド・バーストで逃げようとするナミだが、ビッグ・マムが暴れた衝撃でコーラが洩れて使用不可能になってしまう。降り注ぐ砲弾を必死で防ぐブルックとチョッパー。ジンベエも加勢しようとするが、コーラの充填に向かうナミの代わりに舵を任される。ケーキを求めてサニー号をかじるビッグ・マムに、船を壊すなと怒鳴りつけるルフィだが、カタクリの動きを止めることで精いっぱいだ。しかし、カタクリに加勢しようと鏡から現れたブリュレを捕まえると、この危機を脱する方法を思いつく。
あたりを覆っていた煙が晴れ、人影を見たナミとキャロットはペドロではないかと喜ぶが、姿を現したのはペロスペローだった。一方、カタクリとブリュレを必死に取り押さえたルフィがみんなに声をかけ、必ず戻ると約束する。その直後、コーラの充填が完了した。そして、サニー号はクー・ド・バーストで脱出に成功する。だが、ルフィの姿はどこにもない。ミロワールドへ突入したルフィは、ここなら存分に戦えるとサニー号へ通じる鏡を叩き割る。ルフィの覚悟を見たカタクリはここがお前の墓場だと言うが、ルフィはお前を倒して船へ戻ると言い返す。今、ルフィと3将星カタクリの戦いが始まろうとしていた!
詳細情報
- 放送日
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- 脚本
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冨岡淳広
- 演出
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中村亮太
- 作画監督
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高木雅之
- 美術
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白石美穂