第852話
激闘開幕 ルフィVSカタクリ

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ギアを発動し、カタクリ目掛けて象銃を放ったルフィ。だが、先を読まれて、そっくりな技で手ひどく痛めつけられる。一方、ショコラタウンに向かったサンジたち。表向きはシフォンを脅して無理やりケーキを作らせることになっていた。周囲の目を欺くためとはいえ、姉に手錠をかけることにプリンは心を痛めるが、シフォンはベッジの妻である立場を思えば仕方ないと受け入れる。ショコラタウンが近づき、サンジを意識するあまり舞い上がるプリンを見かねたシフォンは、サンジを救いたいならしっかりするよう言い聞かせた。

シフォンを見て動揺する人々に、プリンは謀反の主犯はベッジだと説明する。そしてチョコポリスの案内でただちに工場へ向かう。工場には料理長31人が派遣され、すでにケーキの下ごしらえが始まっていた。一方、カタクリにペロスペローからの連絡が入った。生存報告もそこそこに、一度はサニー号は取り逃がしたが、すでに自分とビッグ・マムが追っており、じきにアマンドの艦隊も到着する。もう麦わらの一味に勝機はないと言い切る。状況をたずねられたカタクリは倒れたルフィを見下ろすと、つぶすと無慈悲な宣告を下す。

工場へ到着、31人の料理長たち『WCI31』の出迎えを受けたプリンは、ケーキ作りの手伝いを頼む。結婚式を台無しにされながら、健気にケーキ作りの陣頭指揮を取るプリンに出迎えた人々、料理長たちは感激する。プリンはサンジの姿が見つからないよう、ケーキ作りに集中力がいることを理由に、作業中は絶対に誰であろうと中をのぞかせないことを約束させると、料理長一人ずつ呼び出し記憶を書き換える。一方、ケーキの設計図を見せられたシフォンはサンジが一度見ただけで形や香り、素材まで見抜いたことに舌を巻いていた。

旦那様と呼ばれて面食らうサンジに、プリンはコックたちの記憶を書き換えたことを説明する。料理長たちは総料理長でさえ一週間かかった隠し味をサンジが当てていることにどよめく。さっそくサンジの指揮で、シフォンは巨大ケーキを、プリンはチョコレートのテンパリングにかかる。全ての作業を2時間40分で済ませた後、サンジが秘策を投入、3時間後には出航して移動しながらケーキを完成させるというのだ。こうして緊張の中、まさに命がけのケーキ作りが始まる。一方、カタクリへの渾身の一撃すら通じず、ボロボロのルフィ。その目前で今まさにカタクリの命令で、サニー号に火矢が放たれようとしていた!

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脚本

米村正二

演出

小牧 文

作画監督

横山健次 福山泰子

美術

白石美穂

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