ジンベエに杯を返され、敵ならば容赦しないとルフィとジンベエを攻撃するビッグ・マム。その騒ぎにまぎれ、ルフィの偽者に化けたブルックは見事、マザー・カルメルの写真を割った。だが、写真を見たはずのビッグ・マムが3秒すぎても奇声を上げない。死んだと思っていたブルックの姿におどろくビッグ・マムを見て、ブルックはショックのあまり、何が起きているのか理解できていないことに気づく。子供たちは、このままビッグ・マムがパニック状態になれば大変なことになる。その前にルフィたちを始末しようと襲ってきた。
結婚式を台無しにされ、怒ったジャッジは自ら出て行こうとするが、ペロスペローにうまく言いくるめられる。一方、自分を安全な場所へ避難させようとするサンジを銃で狙うプリン。これが自分の本性、この手で何人もだましてきたと吐き捨てるが、自分の事もかとサンジに迫られて言葉に詰まる。顔を歪めながらも再び銃口をサンジに向けたプリンだが、狙いは外れ、弾をすべて撃ち尽くす。その時、プリンを吹き飛ばし、ダイフクが割って入った。ダイフクはプリンを役立たずと罵倒し、払いのけるとホヤホヤの能力で魔人を呼ぶ。
ルフィたちの脱出に備え、シーザーはブリュレを背に乗せたままミロワールドを移動していた。一方、ビッグ・マムの子供たちを相手に応戦するルフィとジンベエだが、数が多すぎるため次第に押されていく。その時、ベッジは警備の責任者として、捕えたと見せかけルフィを抑えつけ、まずいことになったと現状を伝える。ジンベエを援護しようと剣を抜いたペドロだが、オーブンの熱によって剣は使用不能になってしまう。かつての因縁をあざ笑うオーブンと対峙したペドロは、覚悟ならとうにできていると一歩も譲らぬ構えだ。
ペロスペローのアメによって身動きできないよう固められたジャッジたち。罠にはまり、全てをかけた復讐が絶たれたことに悔し涙を流すジャッジだが、感情のない息子たちは自分の死にすら無関心だった。ブルックからビッグ・マムが混乱しており、もう一度写真を見せれば奇声を上げられるかもしれないと言われ、もう一度写真を見せようとするルフィ。そこへ青ざめた表情のカタクリが接近することで、作戦の成功を確信したベッジは連合軍全員に耳栓をするよう言い渡し、ルフィへの援護を指示する。そして、ルフィを殺せというカタクリの命令を断ったベッジは、誰にでも未来を変える権利はあると不敵に言い放つ。
詳細情報
- 放送日
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- 脚本
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米村正二
- 演出
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伊藤聡伺
- 作画監督
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北崎正浩
- 美術
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白石美穂