絶体絶命のレイジュたちを救うべくひた走るサンジだが、サンジの命を狙うダイフク、さらに新たに現れた追手たちに手を焼く。一方、泣きわめくブリュレを背負い、脱出用の巨大な鏡と共にミロワールドから抜け出したシーザー。こっそり会場を覗き込んだが、作戦通りにケーキが壊され、偽ルフィたちが暴れ、写真が割られているのに、何故ビッグ・マムが奇声を上げていないのかと訝しがる。ブルックに指摘され、もう一度ビッグ・マムにマザーの写真を見せようとするルフィだが、オーブンに邪魔され、写真を奪われてしまう。
オーブンを凍らせ、ブルックがマザーの写真を奪い返した。そして、ルフィを先に行かせ、氷を溶かしたオーブンと対峙する。一方、ルフィを援護しようとするベッジの銃弾を浴び、裏切りを確信したカタクリは、ペロスペローにすぐにでもジャッジたちを処刑するよう迫る。サンジが自分たちを助けようと戻ってきたことにおどろきながら、一族の中にサンジという良心が残っていたことで救われたと微笑むレイジュ。ダイフクの魔人に押さえつけられ、逃げろと叫ぶサンジの声もむなしく、ジャッジたちの処刑が行われようとしていた。
ビッグ・マムのもとへ急ぐルフィを阻止しようとカタクリが迫る。ペドロ、ジンベエ、ベッジの援護も通じず、カタクリに押さえつけられたルフィ。しかし、腕を伸ばし、ビッグ・マムに割れたマザー・カルメルの写真を見せつけることに成功する。写真を見てショックを受け、声を震わせ奇声をあげるビッグ・マム。耳栓を用意していなかったゲストたちは気を失い、ビッグ・マムの子供たちは耳を塞いで意識を保つのがやっとで、攻撃の手が止んだ。その隙にサンジはジャッジらのテーブルに近づき、固めていたアメを蹴り砕いた。
この機会を待って潜んでいたナミたちは、手分けしてジャッジたちに耳栓をして、レイドスーツを渡し、あとは自分たちで何とかするよう告げた。奇声を発しながら膝をついたビッグ・マムが傷をおっていることにおどろくガレット。作戦通り、ビッグ・マムが弱っている今がチャンスだと、ウィト、ゴッディを呼び出し、ベッジはランチャーでマムを狙った。ビッグ・マムの子供たちもどうすることもできない。奇声をあげながら、割れた写真のマザーに、誰も自分のいうことを聞いてくれない、なぜいなくなったのかと、涙を流して、ビッグ・マムは子供のように訴えるのだった。
詳細情報
- 放送日
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- 脚本
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三浦希紗
- 演出
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所 勝美
- 作画監督
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伊藤修一
- 美術
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吉池隆司 斎藤 優