ウェディングケーキから飛び出し、好き勝手に暴れ回る何人ものルフィたち。それにより会場は大混乱と化した。ブリュレの能力に目をつけたルフィは、誘惑の森で動物たちを捕まえて自分の姿に変えさせ、ケーキに仕込んだ鏡から送り出させていたのだ。作戦の成功を祈りながら、泣きじゃくるプリンを抱きかかえ避難するサンジ。死んだはずのルフィが現れたことで、モンドールはオペラが保身のためウソをついていたことを確信する。徐々に崩れていくケーキを前にしたビッグ・マムはショックで我を忘れ、正気を失ってしまう。
ビッグ・マムから新しいケーキを要求されたコックたち。しかし、すぐに用意できるはずもなく、正気を失ったビッグ・マムのソウルポーカスで寿命を奪われてしまう。一方、最後の偽ルフィを送り出したジンベエはペドロと共にルフィの援護に向かい、ナミもシーザーに脱出の手筈を念押しして後に続く。楽しみにしていたウェディングケーキを破壊され、怒りに震えるビッグ・マムは、本物のルフィに出てこいと怒鳴る。返事などするはずがないとあざ笑うベッジだが、ルフィは自ら名乗り出ると、ビッグ・マムの前に姿を現した。
お茶会が大混乱となる中、部下にランチャーの準備をさせるベッジ。プロメテウスとゼウスを従え、臨戦態勢のビッグ・マムだが、寸前でカタクリがルフィを捕らえた。差し出がましいと怒鳴りつけるが、ルフィの狙いがマザー・カルメルの写真だと言われてビッグ・マムはおどろく。その秘密を知るのは身内のみ。誰に聞いたとカタクリに詰問されるルフィだが、反抗したため地面に叩きつけられそうになる。しかし間一髪、ジンベエに救われた。ジンベエはカタクリがモチモチの能力者で、水気があれば抜けるが近づくなと教える。
ビッグ・マムからケーキを壊した犯人をかばうのは謀反ではないかと尋ねられ、傘下を抜けてルフィたちの仲間になりたいと告げるジンベエ。落とし前をつけろというビッグ・マムに応じ、他の者には手を出さないという条件付きで、ジンベエは取れるだけの寿命を差し出すと答える。誰もがジンベエの最期を予感したが、ビッグ・マムに臆することがなかったため、その寿命を奪われることはなかった。盃を返上されたビッグ・マムは、世話になったという挨拶が終わらぬうちに、ジンベエを攻撃を仕掛ける。しかし、その騒ぎに紛れ、密かに接近していたルフィの偽物が、マザー・カルメルの写真を叩き割るのだった。
詳細情報
- 放送日
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- 脚本
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中山智博
- 演出
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佐藤宏幸
- 作画監督
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新垣重文
- 美術
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吉池隆司