スィートシティに潜入したブルックとペドロ。街中はジンべエの噂で持ちきりだった。ジンベエにビッグ・マムの癇癪から救われたことも忘れて裏切り者と罵り、バカにする人々を横目に、ブルックはジンべエが傘下になることで魚人島が守られていたのだと納得する。知り合いかと尋ねるペドロに、ジンべエが麦わらの一味にとって大事な人だと説明しながら、らしからぬ行動をいぶかしむ。その時、ドレスの打ち合わせで足止めされてたプリンを目撃した。サンジを連れ出し、ルフィたちと合流しているはずだとおどろくブルック。
タマゴ男爵と偵察兵の会話を盗み聞きしたブルックたちは、すでに自分たちの行動が筒抜けで、ルフィたちも捕えられたことにおどろく。ペドロの手配書を一瞥したタマゴ男爵は行先に心あたりがあると告げ、ひとまずぺコムズの行方を捜すよう指示した。そして、コンビを組んだよしみで、一緒に謝ろうと思っていたのにと愚痴る。一方、北東の海岸では妻子や部下たちを引き連れたベッジがぺコムズを処刑しようとしていた。銃口を向けられたぺコムズはママをなめすぎだと捨て台詞を残し、銃弾を浴びて海中へと落下していった。
震えあがりながらビッグ・マムと対面したシーザー。自分の家族を巨大化させるという夢を語り、その薬はどれくらいで完成するのかと尋ねるビッグ・マムに、どう返事をしていいのかと必死に考えを巡らせていた。パンクハザードでの実験は子供を巨大化させるレベルで、人間を巨大化させる薬など最初から無理だとわかっていながら、嘘をついて研究費を引き出し、使い果たしていたのだ。そこでシーザーはドフラミンゴがルフィに敗れ、人生が狂ったと憤り、研究所を失った自分にはもう薬の完成はできないと号泣してみせた。
研究所なら既に完成してあると上機嫌で言うビッグ・マム。さらに資金も惜しまないと言われ、ひとまず命だけは助かったと安堵するシーザーだったが、いつまでにできるのかと追及され再び言葉に詰まる。ビッグ・マムの長男、ぺロスペローは設計図をもとに研究所内部までそっくりに作ってあるとシーザーに豪語する。さらにシーザーの心臓を弄ぶと2週間でできなければキャンディマンにしてなめてしまうと脅かした。一方、誘惑の森を駆けずり回り、サンジたちを捕えたルフィは巨人とまたしても出会っていた。そして、外見は似ているものの数の増えた仲間たちに痺れをきらすのだった。
詳細情報
- 放送日
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- 脚本
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中山智博
- 演出
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小山保徳
- 作画監督
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新垣重文
- 美術
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吉池隆司