第794話
父子対決　ジャッジVSサンジ！

兵士たちが見守る中、ジャッジとサンジの決闘が始まった。料理人の誇りにかけ、足技のみで戦うと宣言するサンジ。だが、ガルーダの異名を取り、ジェルマの科学力を駆使して矢継ぎ早に仕掛けるジャッジに苦戦する。片足を取られ、地面に叩き付けられてボロボロになりながら、いつしか幼い頃の自分に語りかけるサンジは覚悟を決め、ジャッジに攻撃を仕掛けた。しかし、兵士たちが盾となったことで攻撃をためらう。そのわずかな遅れが決定打となり、ジャッジの電磁シャフトを受け、意識を失い再び地面に叩きつけられる。

誘惑の森でナミたちを捜すルフィ。影からその姿をあざ笑い、ルフィの命を奪おうと植物たちが迫ってきた。植物たちに囲まれたことに気づき、ルフィは仲間を捜す邪魔をするなと言い放つ。一方、川からスィートシティへ向かったペドロとブルックは人目を避けて上陸し、そこからは徒歩で街中へ潜入する。万国の名にふさわしく、あらゆる種族が行きかい、そのにぎやかさにおどろくブルックに、ここは人種のるつぼだと説明するペドロ。その街中ではジンべエの写真が載った号外が配られ、街をあげての大騒ぎになっていた。

自分を襲ってきた植物たちをブッ飛ばし、追い払うルフィだが、再び、巨人のいた場所へ戻ってしまう。しきりと後頭部の痛みを訴える巨人に根負けして、ルフィは刺さっていたランドルフの槍を抜いてやる。そのころジャッジの攻撃で気絶したサンジは、レイジュの手当を受けていた。部屋にいたジャッジにいら立ちをぶつけ、出ていくよう迫るサンジ。しかし、ジャッジは一向に介さず、お前にも自分の血が流れていると言うと、ジェルマの兵はいつでも王族のため喜んで命を投げ出す、それが最大の軍事力だと言い放った。

できれば穏便に話を進めたかったと言いながら、戦力拡大のためとはいえ、大切な息子たちとビッグ・マムの子供を結婚させるわけにはいかない。だが13年前、行方不明になった息子がいたことを思い出したと告げるジャッジ。そのため生贄だと言われて反発するサンジだが、レイジュから天竜人の奴隷に使う手錠をはめられてしまう。そして、ビッグ・マムの持つ合鍵以外で開けようとしたり、島から離れると両手が吹き飛ぶと脅迫された。かつて修行中、ゼフから料理人ならば手を大事にするよう教えられたことを思い出すサンジ。しかし、手錠により逃げ場を失い一人、苦悩するのだった。