不気味な地響きに続き、噴火雨が地上へと降り注いだ。ワンダたちと共に脱出しようとしたルフィだが、押し寄せる水に流されてしまい、鮫に食べられそうなところをキャロットに救われる。一方、街を調べていた麦わらの一味も噴火雨に遭遇、ロビンの指示で急いで高い所へ避難する。そのころ、りゅうのすけから転落した錦えもんたちは、あらたにカン十郎が出したねこざえもんに乗り、ルフィたちの後を追っていた。だが、噴火雨により押し寄せる大量の水を前に、このままではねこざえもんが溶けてしまうとパニックになる。
噴火雨が止み、水の流れにのって森を進むルフィたち。すごい雨だったとおどろくルフィに、ワンダは噴火雨が象主が一日二度する水浴びのことだと説明する。降り注いだ海水は都市の中心にある濾過装置により水路へ流され、生活用水として使われているというのだ。魚も降ってくるため、食料に困らないと聞き感心するルフィ。そして、ベポからローを連れてくることを頼まれた。キャロットはベポはこの島の生まれだが、海賊であるため、この森の親分であるネコマムシの旦那の預かりになっているとルフィに教える。
噴火雨から逃れた麦わらの一味。ロビンは噴火雨が象の水浴びだと推測、徐々に水が引いていく様子に納得するフランキー。そんな時、塔の頂上に登ったウソップは、ルフィにじゃれるキャロットの様子を見て食べられていると誤解する。一方、破壊された街を見て悲痛な表情を見せるワンダに、ルフィはこの国を滅ぼしたジャックの事を尋ねた。新聞では死んだといわれているが、ドフラミンゴを護送中の海軍の軍艦を襲うほどの男だけに、生きているのではないかと言うと、故郷を滅ぼしたジャックを絶対に許さないと告げた。
霧の中を進み、砦へ到着したルフィは、ローの能力で瞬間移動してきたゾロたちと合流する。ワンダが砦の門番たちに、今回の騒ぎは手違いで歓迎の鐘が鳴らなかったためだと事情を説明する。そして、麦わらの一味が来たと聞いた門番は態度を一変、やがて門が開かれ、ルフィたちは大勢のミンク族たちから大歓迎を受ける。面食らい、ミンク族は人間嫌いじゃないのかとたずねるゾロに、ワンダはルフィたち人間も猿のミンクであり、嫌うのは個々としてだと説明する。報せを受けたナミとチョッパーが駆けつけ、再会を喜んだのもつかの間、サンジとモモの助の名を聞くとナミは泣き出してしまった。
詳細情報
- 放送日
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- 脚本
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中山智博
- 演出
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細田雅弘
- 作画監督
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川村敦子
- 美術
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吉池隆司