第690話
共同戦線 ルフィ勝利への突破口

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ドレスローザ各地が大混乱となる中、王宮のドフラミンゴと対峙したベラミー。そして、デリンジャーを刺客に差し向けた理由を問いただす。しかし、この世界を壊したかった自分とは目的が違うと言われ愕然とする。一方、2段目ではコロシアム軍団と幹部たちの激突が始まった。デリンジャーに道を開けるように迫るスレイマンだが、強烈な蹴りと高速移動にわずかな隙を突かれ倒れる。3段目をめざしたチンジャオも、グラディウスの仕掛けた地雷により落下してしまう。幹部たちの猛攻に、徐々に押されていくコロシアム軍団。

旧、王の台地から燃える町を見下ろし、10年前の悲劇が繰り返されることを怖れるリク王。自分の仲間たちがそうはさせないと励ますウソップだが、レベッカを捜していた町の人々に見つかってしまった。これ以上、犠牲者を出さないため、ウソップたちを人質に他の仲間を捕えようと人々が押し寄せてくる。一方、スクラップ場の地下に飛び込んだ錦えもんだが、囚われているはずの侍同心、カン十郎は見つからず焦り始める。どこからか聞こえてくるいびきに耳をすませ、その音を頼りに錦えもんはカン十郎の行方を懸命に探す。。

フランキーが時間を稼ぎ、工場の天窓に接近するインヘルたち。そして、ビアンの指揮するピンク・ビーを使い、仲間たちに騙されていたことを伝える。詳しい事情は分からないが、仲間を信じて反撃に出た小人たちは、たちまち手下たちを気絶させる。一方、2段目では幹部たちの攻撃に押され、コロシアム軍団が苦戦していた。もはや一番乗りを争う場合ではなく、このままでは負けるとエリザベローに言われ、今こそ軍師である自分の出番だと請け負うダガマ。そこへ遅れを取り戻そうとローを担いだルフィが突っ込んできた。

このまま一気に王宮へ向かおうとするルフィ。だが、その前にキャベンディシュが立ちはだかる。邪魔をするつもりかと問いただすルフィだが、キャベンディッシュはルフィにファルルに同乗することを許し、自分が壁を切り、道を開く間に3段目に進めと申し出る。引き続き到着したキュロスは、レベッカの身を案じながら、ドフラミンゴを倒して国を取り戻すほか、もう一人討ち取りたい男がいると胸の内を明かす。その覚悟に死ぬ気かと尋ねるルフィに、人間の身体で負けないと断言する。ダガマの作戦によって、みちがえるような勢いを取り戻したコロシアム軍団の力を借り、ルフィは3段目へと突き進む。

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脚本

米村 正二

演出

小牧 文

作画監督

久田 和也

美術

白石 美穂

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