第666話
勝者決定!? Dブロック衝撃の結末

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一瞬の間に選手全員が倒れるという異常事態が発生した。ただ一人、立ち上がり勝者となったレベッカだったが、納得しない観客たちから激しい罵声を浴びせられる。それを見ていたバスティーユは部下たちにかつて、ロンメル王国で起きた『ロンメルのカマイタチ』について語る。それは、夜ごと人を切り裂く風が吹くという怪事件で、出動した海軍も犠牲者が続出した。ハクバという男が犯人だと突き止めたが、捕えることはできなかった。しかし、ハクバは行く先々で事件を起こし、そこには必ずある海賊が現れていたという。

倒れたまま眠るキャベンディッシュを複雑な表情で見つめるレベッカ。キャベンディッシュの異変に気づき、剣を見切って気絶を免れていたのだ。突然、眠ったキャベンディッシュは、選手たちすべてを一瞬で斬り捨てていた。バスティーユはハクバの正体がキャベンディッシュが眠っているときの別人格だと明かし、ハクバの強さはキャベンディッシュの倍だが、寝てしまう体質が大会には不向きだと話す。この戦いを見ていた謎の男はただ一人剣を見切ったレベッカの実力を認め、こういう戦い方もあるとつぶやき、決勝へ向かう。

戦力を引き付けようと『オモチャの家』に正面から乗り込み、大暴れするフランキーだが、地面を自在に泳ぐセニョール・ピンクに苦戦する。さらに女たちからセニョールのほうがカッコいいとこき下ろされるが、セニョールはフランキーに悪態をつく女たちを一蹴した。そして、さらなる攻撃を仕掛けるセニョール。一方、王宮『スートの間』では、ドフラミンゴがレベッカが勝ち残ったことを皮肉りながら、リク王自らが悪魔の実を得るため大会に出たばかりか、ヴァイオレットまでもが裏切ったことを、何の記念日なのかとあざ笑っていた。

無念の表情を浮かべ、今朝の王位を降りたことが誤報だったことが引き金だと答えるリク王。だが、ドフラミンゴはヴィオラが動いたのは感情だけでなく計算だと言い、ローとルフィに賭けたのだと分析する。だが、ローはすでにドフラミンゴの手中にあり、ルフィもコロシアムから出ることはできない。フランキーも幹部たちを相手では勝ち目はないと言い、残るゾロ、錦えもん、ロビン、そげキングの4人もここまでたどり着けるはずがないと豪語する。その頃、見張りに化けたウソップとロビンは、小人たちを先へ行かせる。一夫、ルフィたちの前にヴァイオレットが現れ、王宮へ入れてあげると告げるのだった。

詳細情報

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脚本

田中 仁

演出

深澤敏則 

作画監督

北崎正浩

美術

白石美穂

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