第656話
レべッカ必殺剣!背水の剣舞

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ナミたちをゾウへ向かわせ、ドフラミンゴと対決したロー。海賊同盟を組んだ真の目的を明かし、ローはジョーラを解放する。13年前の因縁を逆恨みだと罵倒され、怒りに燃えるローは恨みではなく、ある人の本懐を遂げるため、今まで生きてきたのだと叫び、ドフラミンゴに斬りかかった。すさまじい戦いが繰り広げられ、橋が崩壊するが決着はつかない。一方、追手から逃れ、一路ゾウを目指すサニー号では、フランキーと連絡を取っていたサンジが、モモの助の姿がいつの間にか竜に変わっていて、様子がおかしいことに気づく。

心配して声をかけたサンジに、モモの助はようやく重い口を開く。かつて、錦えもんと共にドフラミンゴの姿を見たときのことだ。戦意を失った剣闘士を手にかける現場を目撃し、人の命を娯楽のコマ扱いする、あまりの残酷さにおびえ、捕われのカン十郎を心配していたのだ。人質ならばひとまず安全なはずだとモモの助を慰めるサンジは、町で別れたヴァイオレットを思い出していた。サニー号の危機をサンジに教えたヴァイオレットは、バトルショーの中継でレベッカが戦っているのを見るとモニターを破壊、一路、王宮へ向かう。

憧れのゾロに声をかけられ、すっかり舞い上がったバルトロメオ。しどろもどろになりながら、どうにかルフィが偽名でショーに出場していることを話した。正体を知られ、おどろくゾロだが、詳しく聞こうにも会話にならない。しかし、何とかバルトロメオはサインをもらう代わりに、ルフィを探すことを請け負う。そのころ、コロシアムでは激しい戦いが続き、強豪と呼ばれる選手たちが順当に勝ち進んだ。その中でも一際目立つ、ローリング・ローガンは、ダイナミックな技と、その容赦ないファイトで観客の人気を攫っていた。

ローガンと対照的に、集中攻撃をかわして勝利しながらも、観客たちから激しいブーイングを受けるレベッカ。唇を噛みしめ堪えながら、幼い頃、片足の兵隊と共に修業した日々を思い出していた。辛く厳しい稽古、そして自らを守るために強くなれという教えに闘志を振るい起こす。場外ギリギリまで下がり、相手の力を利用して付き落とす、背水の剣舞によって、今まで無敗を誇っていたレベッカ。その剣舞を見聞色の覇気によるものだと見抜いて声援するルフィ。だが、安堵する間もなく、レベッカの前に不敵な笑みを浮かべたローガンが立ちふさがった!

詳細情報

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脚本

米村正二

演出

深沢敏則

作画監督

出口としお 

美術

白石美穂

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