第1098話
奇想天外!天才が想い描く夢!

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エッグヘッドのスクラップ場ではベガパンク本人の話が続いていた。そしてルフィ、チョッパー、ジンベエの目の前に佇む巨大なロボットが、200年程前に聖地マリージョアを襲った伝説の鉄の巨人であることが明かされる。しかもロボットが作られたのは900年も昔であった。世界政府からは完全な廃棄を命じられたが、科学者達の好奇心がそうさせるハズもなく、ロボットは今に受け継がれ、ここにあるそうだ。つまり政府も知らぬ存在というわけだった。その話をラボフェーズにいたロビン、サンジ、ウソップ、ナミ、フランキー、そしてシャカ、リリスがモニター越しに聞いていた。ロビンは言う。「200年前……『魚人差別』に動きがあった年……」。シャカは『ベガフォース1』がこの鉄の巨人に習って作ってみた物と明かし、さらにベガパンクの科学力でも鉄の巨人の動力は再現できないと明かし、こう言った。「今の世界の常識を変える程の力が……過去にはあった」と。スクラップ場ではベガパンクが、「私をこのエッグヘッドから連れ出してくれんか」と、ルフィに頼んだ。

一方、ラボフェーズにいたピタゴラスはルッチ達の存在に気づき、シャカに報告する。シャカはルッチ達の入港を拒否し、迎撃態勢を取る。その頃、革命軍の基地があるグランドラインのカマバッカ王国では、修理中だったくまが突然動き出した。ドラゴン、イワンコフ、コアラ、リンドバーグ達が止めるが、くまは無言で走り出す。一方、膠着状態に業を煮やしたルッチは『エッグヘッド失踪事件』についてベガパンクに問いただす。2か月前に『サイファーポールナンバーファイブ』の船が一隻、1か月前に『サイファーポールナンバーセブン』、2週間前に『サイファーポールナンバーエイト』の船がエッグヘッドを訪れたが、一隻も帰還していないのだった。その事実はピタゴラス、リリス、シャカも知らないようだったが、ルッチ達にはS-ベアを置いて帰還するように伝える。その頃、カマバッカ王国ではくまがニキュニキュの実の能力で姿を消す。一方、スクラップ場でベガパンクが夢を語っている中、海岸で大きな爆発が起こるのだった。

詳細情報

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脚本

米村正二

演出

深澤敏則

作画監督

伊藤修一

美術

陳烔年

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