第1057話
ルフィの為に サンジとゾロの誓い

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鬼ヶ島城内、岩戸の間。アプーが手を組もうとドレークに交渉を持ちかけている。最強格のナンバーズ、一美、二牙、三鬼を使って、ルフィとの戦いで消耗したカイドウを倒し、全てをかっさらってやろうと言うのだ。一方、鬼ヶ島の墜落を阻止するため地下の武器庫へと急ぐヤマトは、ドレークとアプーの制止を振り切り猛然と駆けていくが、その前に立ちはだかったのは、二牙であった。その頃、サンジは己の体がジェルマの戦士のように変わっていく不安に苛まれながら、ひとり遊郭の廊下を走っていた。と、その進む先に芸者の女性、お染を見つけるサンジ。いつもの如く声をかけようとするが、そこへクイーンの声が聞こえてくる。「本当は、ジェルマの血が騒いで仕方ねェんだろ!?」。心をかき乱されたサンジはいつしかお染のことを忘れ、考え込みながらひた走るように。

すると、お染の悲鳴が聞こえた。ハッとしたサンジが見ると、お染が額から血を流し倒れている。慌てて駆け寄ろうとするサンジ。だが、「来ないで!!!」恐怖に震え、お染は拒絶した。悲鳴を聞きつけ助けに来た芸者仲間達に、ワノ国を取り戻しに来たあんたがなぜお染に手を挙げたとサンジは非難される。何もやっていないと弁解するサンジだが、次第に自信を失い、失意のうちにその場から去っていく。すると、サンジの前にクイーンが現れ、ジェルマのレイドスーツを着たサンジとの戦闘を望む。覚悟を決めたサンジはクイーンの目の前でレイドスーツの変身アイテムを踏みつぶす。そして、キングと戦闘中のゾロへ電伝虫でこう言った。「もしおれが正気じゃなかったら、お前がおれを殺せ」。ゾロも答える。「だったらてめェ、それまで死ぬなよ」。通話を切ったサンジに向かって嘲るような言葉をかけるクイーン。サンジはそんなクイーンに向かって必殺の一撃を叩き込んだ。

詳細情報

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脚本

山崎亮

演出

道端菜名実

作画監督

横山健次

美術

黄国威

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