漫画
〝フレンドリー・モブ〟
パシフィスタマークⅢは、驚異的な防御能力を備えたサイボーグシリーズ! 万能選手のセラフィムと比べると劣っているように見えますが、不足している能力は(どうやら?) 生産の容易さで補っています。戦桃丸がエッグヘッドでマークⅢを50体も発動させた理由は、防御力も破壊力も合わせて一つのユニットとして動くと凄まじいというところもあるだろうけど、個人的に最も興味深いのは、尾田っちがなぜこういう展開にしようと決めたのか。これを考えるのがわくわくポイント。
かっこいい見せ場やエピソードのためだけじゃないはず。マークⅢ達は物語上、非常に便利な機能としてストーリー展開の〝役割〟を果たしていると思います。
その役割とは、オレが勝手に名前を付けるとすれば〝フレンドリー・モブ〟!
名前のとおり〝大勢に友好的なキャラ〟。これまでの例としては、ココヤシ村の村人、スカイピアのゲリラ達、フランキー一家、インペルダウン レベル 5.5 番地の囚人達、G-5の海兵達、などなど。基本的に援護集団として、物語の進行具合にブレーキをかけたり、逆にアクセルをかけたりすることが彼らの〝お仕事〟。
フレンドリー・モブになる為の条件は、一つ目は意図的または不本意でも麦わらの一味(もしくは一味の誰か)を支援すること。二つ目、その支援によって、物語のペースが加速、もしくは減速する。そして最も重要な三つ目のポイントは、多人数じゃないとダメ!
麦わらの一味が主役なので、フレンドリー・モブのパワーやドラマティックな見せ場はルフィ達を越えることがほとんどない。一人一人はルフィ達の力にけして叶わない為、フレンドリー・モブの真の力は〝人数〟と〝信念〟!
さて、エッグヘッドで尾田っちが登場させたマークⅢは、今後どんな〝役割〟を果たすのでしょうか? ストーリーを加速させるか? それとも減速させるか?
まず、海軍大将・黄猿が率いる大勢の海軍達はエッグヘッドへ向かっている。そんな時にルフィ達は上空のラボフェーズから出られない状態になっている。そう考えると、今回マークⅢは〝減速〟のお仕事でしょう。減速と言っても、リアルタイムで物語のペースが落ちる訳ではなく、敵キャラ(今回は海軍)にとっての〝壁〟になる。黄猿達がエッグヘッドに上陸したら、すぐさまルフィ達のいる場所へ進む。ピカピカの実の能力を持つ大将と怪力な海軍達なので、フロンティアドームでも長時間彼らを足止めできることはないでしょう。
そこで! 50体のマークⅢ登場! 無限に海軍達を反撃できるわけではないけど、海軍達が上陸しても、世界感を壊さずにルフィ達のアクションやドラマを尾田っちはゆっくりと自由なペースで描くことが可能になる! フレンドリー・モブすごくない!? 超ヒーロー!
ちなみに、逆にルフィにとって厄介な〝アンフレンドリー・モブ〟もいるけど、マークⅢは味方…だよね?
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週刊少年ジャンプ 11号 第1074話
bEARS
バーソロミュー・くまの種族は〝何か〟特別な存在であるようだということは分かったが、何がどう特別なのかはまだ謎。でも少なくとも、くまと同じ種族がすでに一人登場してるかも!? 第1072話の上のコマを見ると、くまの熊らしい〝耳〟は…
1.飾り物じゃなさそう
2.人間らしい耳と別の耳
子供の頃に描かれたくまの耳と比べるとまったく違うことが判明している。これが最大の手がかり! 人間の耳があって、動物らしい耳も持つ他のキャラクターといえば!?
そう! 『ONE PIECE』初期に登場したバギーのクルー、モージだ! SBSによるとモージの耳は〝髪の毛〟らしいぞ! ってことはくまのあの耳も!? 同じ種族かも!? まさか、モージも世界政府に狙われることになる!?(笑)
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週刊少年ジャンプ 11号 第1074話
週刊少年ジャンプ 新年8号 第1072話
ONE PIECE 63巻(SBS)
ONE PIECE 4巻(SBS)
『ご記憶下さいます様に』
お願いがあります!
ナミがパクッ……〝見かけていた〟宝石のことを忘れないで下さい!
とても個人的な意見だけど、いずれナミにとって重要な〝マクガフィン〟になると思う! コマのなかでこれだけ宝石のことについて描かれているから、ポイっと置かれて、ナミのキャラギャグだけで終わらないと思うけどね。
使い道は…色々考えられる! 上手に磨かれた宝石はたしか、光線などを屈折させるよね? コワイねェ~~…
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週刊少年ジャンプ 12号 第1075話