『ONE PIECE novel A』のポイント 1巻と2巻の違いとは!?
●1巻…『ONE PIECE magazine』連載のストーリー・「スペード海賊団結成秘話」を収録!オリジナルキャラクターも登場!
●2巻…全て書き下ろし&1巻よりページ数増!スペード海賊団結成後、ジンベエと戦い、白ひげ海賊団に加入するまでのストーリー!
勝平:今回の「ウソップの、これはホントだ!」は、前回に引き続き『ONE PIECE novel A』の編集を担当した集英社の添田さん、服部さんにお話を聞いていきたいと思います。よろしくお願いします!
添田・服部:よろしくお願いします。
■触ったり、じっくり見たり表紙にもこだわりがいっぱい
勝平:『新世界篇』を担当された浜崎達也さんは、どういった経緯でお願いすることになったんですか?
服部:浜崎先生は、劇場版『ONE PIECE』のノベライズをやっていただいているので、作品にも詳しいですし、『ONE PIECE』愛も強い方なのでお願いしました。
勝平:全体のバランスみたいなものは打ち合わせで調整していくんですか?
服部:基本はそうですが、今回は軸になっているエースというキャラクターをしっかり捉えられていれば、大きくずれたものにはならないかと思います。
勝平:なるほど~。この表紙は尾田先生の描きおろしですか?
服部:お忙しいなかだったのですが、描いていただきました!1・2巻を並べると繋がるようになっていて、まだメラメラの実を食べて間もない1巻のエースは、炎の量が少ないんです。
勝平:おぉ、そんなところにもこだわりが!
服部:あと、触っていただくとわかるんですが、ちょっとザラザラした手触りになっています。
添田:ちょっと昔の本っぽいヴィンテージ感をイメージしています。
勝平:1・2巻でエンボスの加工も違うから、そこも楽しんでくださいね。
■人との出会いで成長していくエースが読みどころ
勝平:1・2巻それぞれの読みどころや、注目してほしい点、読者へのメッセージはありますか?
添田:1巻はスペード海賊団がどういう風に結成されたのかとか、オリジナルキャラクターである相棒のデュースや、エースの前に立ちはだかる女海兵イスカとの関係性、新世界に入るまでの活躍などを楽しんでもらえればと思います。
あとは、文章から想像して楽しむといった点が小説ならではなので、エースがどういったことを考えていたのか、あるいはそういったことを想像しながら読める点がおもしろいと思います。
服部:2巻は白ひげ海賊団と対峙し、家族や海賊旗の持つ意味の重さ、“白ひげのナワバリ”にいる人々が必ずしも海賊を恐れていない理由などをエースが知り、成長していくところですね。
勝平:各巻でストーリーは完結しているので、どちらから読んでもいいってことですよね。
服部:はい。“2”とついていますが、2巻から読んでいただいても大丈夫です。
ちなみに、 2巻ではスペード海賊団の船の名前が明かされます。尾田先生がつけてくださったんですが、エースらしい意味がこもっているので楽しみにしていてください。また、オリジナルストーリーで短編ではない小説って『ONE PIECE』ではほとんどないので、そういった点でもファンの方にはぜひ手に取っていただきたいです。
勝平:エースファンはもちろん、全ての『ONE PIECE』ファンも楽しめる作品ということですね。添田さん、服部さん今日はありがとうございました!
勝平さん、添田さん、服部さんありがとうございました!エースの知られざる過去を描いた『ONE PIECE novel A』は1・2巻ともに好評発売中です!