「もはや麦わらの一味!? バルトロメオ役・森久保祥太郎さんのスペシャルインタビューだぞ☆」の巻

■バルトロメオの訛りはDNAに半分入ってます(笑)

勝平:今回は、なんと!! ドレスローザ編で大活躍したバルトロメオ役の森久保祥太郎さんにインタビューです!!

勝平:今や麦わらの一味ではないかと思われているバルトロメオですが…(笑)。

森久保:(笑)やった♪ 

勝平:そんなバルトロメオについて、祥ちゃんにいろいろ聞きたいと思います。よろしくお願いします。

森久保:はい! よろしくお願いします。

勝平:早速ですが、役が決まったときの気持ちを教えてください。そもそも、オーディションでした?

森久保:いえ、オーディションではなかったんです。ありがたいことにオファーをいただきました。「週刊少年ジャンプ」をもともと愛読していましたし、すごい先輩たちが長年携わっている憧れの現場なので、役が決まったときは非常にうれしかったですね。

勝平:初登場はコロシアムでしたっけ?

森久保:そうですね…今からさかのぼること2年位前ですね。

勝平:すごい失礼な話なんですけども、バルトロメオが当初出てきたときはここまでになるとは思いませんでした(笑)。

森久保:僕もです(笑)! 周りにも『ONE PIECE』を読んでいる人が多くて、バルトロメオ役が決まったと言ったら「めっちゃおいしいじゃん」とうらやましがられました。

勝平:しかも回を追うごとにおいしくなってるよね。最初はヒールな役どころでルフィと決闘でもするんじゃないかと見せかけて、実はファンですって…ずるいよ(笑)!

森久保:そこはまさに最初のおいしいポイントですよね(笑)。

勝平:演技プランについては何かありました?

森久保:えっと…演出的には特に指示がなかったので、僕なりにイメージしたものを一度演じて、それで行きましょうという感じだったと思います。

勝平:祥ちゃんにしてみると、バルトロメオみたいな役ってめずらしい方じゃない?

森久保:ものすご~くめずらしいです!! ビジュアルを初めて見たとき、何しろあのガタイですから、すごく低い声をイメージしていました。しかもみんなに嫌われている“人食いのバルトロメオ”だったから、僕もヒールに徹しようと思いましたね。それにあまり演じたことのないタイプの役なので、開けたことのない引き出しを思いっきり開けてみようという思いで演じさせてもらいました。

勝平:あの訛りは?

森久保:訛りはなんとなくです。父が福島県出身で、福島弁が自然に自分の中にあったので…。

勝平:なるほどね~。なんか、“森久保祥太郎”の声で「〇〇だっべ」というのがすごく新鮮でした(笑)。

森久保:本当ですか? でも、実はそこらへんはDNAに半分入ってますので(笑)。それもあって、この役はいろんな意味で自分にとって新境地でした。

■バルトロメオはファン代表

勝平:バルトロメオのテンションがいつも高くて、ほとんどの台詞は声を張らなきゃいけないのをいつも大変そうだなと思ってるんだけど、実際演じていてどうですか?

森久保:そうですね…アフレコの後は結構ボロボロになります(笑)。あのテンションは、麦わらの一味のファンであることが判明してからなので、それまでは割とふてぶてしい感じだったじゃないですか。けど、逆に「ルフィ先輩~~!!!!」と本性がわかってからのほうが長いので、最初の頃はどうやって演じていたか今ではうろ覚えです(笑)。でも、とにかく演じていて気持ちよかったです。

勝平:バルトロメオって、麦わらの一味のファンだということはつまり、見ている人たちからしてみると自分を投影させられるキャラかなと思います。そこがファンに親しまれるポイントかもしれませんね。

森久保:そうかもしれませんね。顔もなんか愛嬌ありますし、最初のふてぶてしさから一変したギャップも含めて親しみやすいキャラクターだと思います。

勝平:しかも最終的にルフィの子分になっちゃって…

森久保:本当にそうですよね。最初にバルトロメオを演じた時に、こうなるとは予想もしなかったです。

勝平:2年間ドレスローザ編でずっと一緒にいたから、最近のアフレコで祥ちゃんが来なくなって寂しかった(笑)。

森久保:そう言われるとうれしいですね~。確か、バルトロメオがルフィ先輩愛を全面に出した回があって、収録のとき(ルフィ役・田中)真弓さんに「バルトロメオ面白いね。おまえ船に乗っちまえ」って言われたのがもう、うれしくて!

■“ゴーイングルフィセンパイ号”プラモデル化希望!?

勝平:バルトロメオの好きなセリフやシーンはありますか?

森久保:いろいろありますけど、ルフィ先輩へのオマージュで、“バリバリの銃(ピストル)”を出すところが印象的ですね。演じていてとっても楽しかったです。あと、やっぱり“子分盃”の流れもすごく好きです。

勝平:わしも好き! 盃を交わした7人がこの先、世界を揺るがす“一大事件”を引き起こすという伏線もあって、今から再登場が楽しみです!

森久保:また、いつの日か。

勝平:好きなシーンとちょっと違うけど、わしは“ゴーイングルフィセンパイ号”がかわいくて好きです。あれ、すごくプラモデル化して欲しいんだけどな(笑)。『ONE PIECE』の船をプラモデルにした“偉大なる船(グランドシップ)コレクション”というシリーズがあるんですよ。

森久保:そうなんですね。ぜひ、“ゴーイングルフィセンパイ号”も作っていただきたいです!(笑)

ONE PIECE.com特別版!!

ワンピースオフィシャルメールマガジン『グランドライン通信』では、バルトロメオ役・森久保祥太郎さんにキャラへの想いと演技についてお話を聞きました。特別版では、アフレコ現場と先日まで放送されていた『ワンピース キャラクターズLog』についてのマル秘話を聞いちゃいましたよ!


■バルトロメオの手配書は原作より先出し!?

勝平: TVアニメオリジナルのシルバーマイン編にも登場シーンがありましたよね。どうでしたか?

森久保:あ~もう至福のひと時でした(笑)。ルフィ先輩と二人っきりになれたし、“ゴムゴムの風船”のお腹にぼよんってできたときの幸せったらないですよ。あと、CMの前後に入るアイキャッチの手配書に、バルちゃん(バルトロメオ)が出たときもうれしかったです。

勝平:そのアイキャッチの手配書は各話の監督が選んでいると聞きましたよ。バルトロメオ率が結構高かったということは監督たちにも愛されていることだなぁと。あと、原作ではバルトロメオの手配書がまだ出ていないので、アイキャッチのために先に作ったという! どの絵を使うかとか、全部尾田先生に確認して作ったらしいですよ。

森久保:もう本当にうれしいですね。大勢の作り手の方の作品に対する愛の象徴という位置で、バルちゃんが愛されているんだなと感じました。

勝平:わしもそう感じましたし、キャストの中にも、バルトロメオ好きが結構いましたよね。ところで、『ONE PIECE』のアフレコ現場はどうでしたか? 大人たちがうるさいなとか、思うところがあれば言ってもいいのよ(笑)。

森久保:いやいや(笑)。実はTVシリーズが始まる前に、「ジャンプスーパーアニメツアー」でアニメ化される際にオーディションを受けたんですよ。結果、落ちましたが(笑)。

勝平:どの役のオーディション?

森久保:確か…ゾロでした。まあそんなこともあったので、『ONE PIECE』のアフレコ現場に行けたことが普通にうれしかったです。「あ~やっと来れた」みたいな(笑)。あと、素人みたいですけど、こんなに長年続いてきた『ONE PIECE』って、スタジオもやっぱり神聖な場所でした。

勝平:本当に? あんなふざけた大人ばっかりなのに?

森久保:まあ、こんなふざけた空気だとは思いませんでした(笑)。

勝平:今日も真弓さんがやらかしましたけど(笑)。

森久保:本当にあの先輩は最高ですよ(笑)。いつもスタジオの空気感が楽しくて…。やらかしたと言えば、僕もバルちゃんでテンションが上がっていっぱい台詞があった時、ナミ先輩の“泥棒猫”を“猫泥棒”と言っちゃって…

勝平:(爆笑)そうだった!!!! もう、衝撃の“猫泥棒ナミ”ね!

森久保:僕は全然そんな気もなく、いたって本気でセリフを言ったつもりなのに…。だからセリフを言い終えた後に、なんかスタジオの空気がおかしいなと思ってました。

勝平:そうそうそう! 祥ちゃんは間違ったことに気づいてなかったもんね。もう本当にあの日、本番中なのに笑いすぎてつらかったよ! 『ONE PIECE』のTVシリーズを17年位やってきて、たぶんベスト10に入るくらいの爆笑NGでしたよ。

森久保: それはそれで光栄です(笑)。

■総集編のアフレコは毎回毎回泣いてしまった!

勝平:さて、先日まで放送されていた総集編『ワンピース キャラクターズLog』に話を移したいと思いますが、ひとまずご苦労様でした! 麦わらの一味の軌跡をバルトロメオが解説していくというのは、本当にピッタリですよね。

森久保:いやもう、本当にうれしかったです! 正直、僕もTVアニメをずっと追えていたわけじゃないから、総集編を見て1話から見たくなりました。

勝平: わしらはそれぞれ1本ずつ録っただけだけど、それでも結構しんどかったのに、祥ちゃんは9本も録ったからもっと大変だったよね。

森久保:毎回毎回泣いてしまったこと以外、あまり大変だったという思いはありませんでした(笑)。ただただ楽しかったです。

勝平:9人のエピソードの中で、祥ちゃん的に一番印象に残っているものや好きだったものはあります?

森久保:それぞれ名シーンがありますから、難しい質問ですね。シーンじゃないんですけど、僕は皆さんの昔の音声を聞きながらアフレコしていたので、皆さんの芝居に普通に聞き入っちゃいました。

勝平:わしらも昔の自分の声を聞きながら収録してたから、ちょっと複雑な気持ちでした(笑)。

森久保:そのほうが大変だったんじゃないですか? 昔の芝居のことも考慮にいれつつ新しい芝居を作るわけですから。しかも、前後の流れなしで名シーンだけ芝居し続けるというのは本当に難しいと思います。 

勝平:ヒイヒイ言いながらやりました。一番大変だったのは、ウソップの子供時代。ちょっと声変りしたので(笑)。

森久保:僕、ウソップとルフィのケンカシーンに、家で鳥肌立ちながらリハーサルしました。

勝平:わしも、ウソップのエピソードの中であそこは特にお気に入りです。

森久保:あとは、チョッパーのエピソードですかね。(大谷)育江さんずるいですよ…。あの声であんなボロボロになっちゃって足をプルプルさせて、ドクターにキノコをあげるシーンとか、涙止まらなかったですね。

勝平:そうよね、育ちゃんの声はずるいよね。…なんか今、バルトロメオと話をしているような気持ちになっちゃってる(笑)。今回、バルトロメオとウソップの絡みがあんまりないけど、結構気が合いそうな気がするね。だから、再会するときをすごく楽しみにしています。

森久保:バルちゃんにとっては恐れ多いですけどね。

勝平:バルちゃんがまだ会ってない人たちもいるし。チョッパーと会ったときのバルちゃんのリアクションが楽しみです。

森久保:サインをコンプリートしたときの喜びが、どうなるのかが気になりますね。

勝平:では最後に、恒例の“ファンへの一言”をお願いします。

森久保:『ONE PIECE』という作品は前から知っていましたが、実際参加させてもらって、よりその魅力に気付き、つくづくすごい作品だなと思うことがいっぱいありました。そういった気持ちをまさに代弁できるバルトロメオというキャラクターに出会えたことも、僕の中では非常にすごいことでした。再びバルトロメオとして作品に携われる日まで、ファンの皆さんと同じ目線で作品を応援していきたいなと思います。一緒に『ONE PIECE』を応援していきましょう! 最後に、バルトロメオが精魂を込めてナレーションを担当した『ワンピース キャラクターズLog』のDVDを、ぜひコレクションのひとつとしてお買い求めいただけたらと思います。よろしくお願いします。

勝平:ありがとうございました!

勝平さん、森久保さんありがとうございます。
バルトロメオがナレーションを務めた『ワンピース キャラクターズLog』のDVDが続々発売中です!! テレビを見逃した方や、もう一度観たい方はぜひ! 

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山口勝平さんに応援メッセージを送ろう! みんなからの激励や要望を大募集!!

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