勝平:今回の「ウソップの、これはホントだ! GOLD」は、麦わらの一味から矢尾さんが来てくださいましたー!!『ONE PIECE』のこと、『FILM GOLD』のことなど今日は色々聞いちゃいますよ~。よろしくお願いします!
矢尾:よろしくお願いします!
勝平:矢尾さんって実はアニメ『ワンピース』の出演長いんですよね。初登場がウソップとそんなに変わらないという。
矢尾:何気にね。
勝平:なぜなら、クロネコ海賊団のジャンゴ役で登場して、ウソップと戦ってたからです。(笑)そして、その後にボンちゃん、フランキーですもんね。
出番の長さで言ったら船長の次くらいに長いかもしれないですよ。
矢尾:いや、さすがにそれは…ナミとかゾロの方が長いんじゃない?
勝平:一味は頂上戦争編のときは出ていなかったから、トータルの長さで言うとわしらより出てますよ、きっと。
矢尾:いやぁ、ボンちゃんやっててよかった、本当ラッキーだったなって思う。
勝平:ずばり聞きますけど、ぶっちゃけジャンゴとフランキーとボンちゃんだったら誰が好きなんですか?
矢尾:人気あるのはボンちゃんだよね。
最近やっと街中歩いててもフランキー役の…って言われるけど、フランキーが出たての頃はボンちゃんと言われる方が多かった。
だから、「フランキー人気ねぇな」とか思ったりして。
勝平:いやいや、フランキーは子ども、とくに男の子からの絶大な人気があるじゃないですか!
矢尾:そうそう、(尾田)栄一郎が昔からフランキーのターゲットは男の子って言ってたから、そこはずれてないわけだよね。
勝平:ちなみにフランキー役に決まったときのことって覚えてますか?
矢尾:ぶっちゃけボンちゃんで出しきって、燃え尽きちゃってたんだよね。アニメ『ONE PIECE』の中で俺の仕事はやり遂げたみたいな。
勝平:(笑)
矢尾:そしたら(尾田)栄一郎から電話が来て、どんなキャラがいいですか?って言われたから、自分で考えろと、ただ魔術師でなくオカマじゃないキャラがいいとは伝えた。
勝平:それでサイボーグになっちゃったんですね。(笑)
矢尾さんのフランキーの第一印象ってどうでしたか?
矢尾:これ、よく言ってるんだけど(尾田)栄一郎とは仲いいけど、あいつの前でパンツ一丁になったことないんだよ。
勝平:(笑)どっちかっていうと、それパンイチなのはわしですね。
矢尾:そうなんだよ。
それなのに、なぜフランキーをパンイチにしたのか?!
勝平:昔は公私ともによく脱いでたから、どこかからネタを仕入れたのかもしれないですね。
矢尾:最近は、大人しくなって脱がないようになったけど。(笑)
でも、フランキーに関しては、今までのことは忘れて0からの出発っていう意味はあったのかもなぁ。
勝平:逆に矢尾さんがフランキーから影響受けたことってありますか?
矢尾:今までは俺は俺っていう風な生き方をしてきたけど、フランキーに憧れを抱いている子どもの夢を壊しちゃいけないなって責任感は出てきたかな。
勝平:子どもの前ではコーラしか飲まないですもんね。
矢尾:そうそう。
以前、(ルフィ役の)真弓さんとご飯食べに行ったときに、俺がアイスティーを飲んでたら子どもが来て「コーラじゃないんだぁぁ」って言われて、すげーショック受けたんだよね。
そういう意味でフランキーをやることによって俺も成長させてもらったのかなと思う。
勝平:設定画を見るとフランキーもだいぶ成長、というか見た目変わりましたね。昔は今より人間でした。
矢尾:うん。これなんかちゃんと人間だもん。
勝平:ですね。
でも、2年後も自分でできないから前側だけサイボーグという。
わし、このフランキーを見て「変わらないわねフランキー」と言ったロビン好きなんですよ。
矢尾:俺も。至近距離でロビンに変わらないわねって言われて、リアクションできないっていうね。
勝平:ロビンは人を内面で見ているんだろうなぁと。見た目とのギャップもあってすごくシャレたギャグだと思います。
矢尾さんは2年後になって演技を変えたりしました?
矢尾:自分の中で勝手に2年後だから変えなきゃと思ってて、巻き舌を強めにやってみたら意外と面白くなっちゃって。
勝平:最近、ラ行じゃないところも巻いてますよね。
矢尾:そうそう、ラ行じゃなくても巻いて聞こえるんだよ。
勝平:矢尾さんはどっちのフランキーが好きですか?
矢尾:並べて見ると人間かなぁ。
勝平:(笑)
でも、今は技がすごい増えたじゃないですか。
矢尾:まぁ、メカだからね、今は。
勝平:メカだからすごくカッコいい!矢尾さんが大好きな技もありますよね?
矢尾:ニップルライトね。
勝平:それは、以前のフランキーではできない技ですから。
他にもストロングライトとか技いっぱいあるけど、そこなんですね。
矢尾:あ、でもフランキー将軍は気持ちいいよ。
一人だけ超合金になれるから。
勝平:フランキーって特殊ですよね。
初登場のときはちょっとクレイジーな感じだったのに、実は一味の中でも一番大人というか、常識人というか。
矢尾:そうそう。あと、涙もろいところも俺はいいなと思うよね。
涙を流せるっていうのは純粋な心だから。
勝平:そこまでメカになってないぜ、ってことですよね。
矢尾:そうそう。弱点の背中と気持ちはね。
勝平:じゃあ、フランキーで一番好きなセリフというか、何か言ってくださいって言われたらどのセリフが浮かびます?
矢尾:やっぱり「スーパー」だよね。
勝平:そっか、そうですよね。それが一番象徴してますね。
矢尾:イベントとかでも「例のやついくぞ!」でみんなに伝わるから、決めゼリフとして大切にしていかなきゃいけないなと思う。
勝平:なるほど~。
フランキーについてもっと話したいけど時間がなくなりそうなので、映画の話をしましょうか。
ONE PIECE.com特別版!!
ワンピースオフィシャルメールマガジン『グランドライン通信』では、フランキー役・矢尾一樹さんにフランキーをはじめ『ONE PIECE』で演じられたキャラクターについて色々と聞いちゃいました。特別版では映画『ONE PIECE FILM GOLD』について質問しました!
勝平:『FILM GOLD』は前作『FILM Z』から約4年ぶりですけど、最初に台本を読んだときの印象ってどうでしたか?
矢尾:もうね、ストーリーも豪華だけどゲスト陣がすごくて。
ご本人のキャラが強い人が多いから作品自体の色がどんな風になるのか、本当にGOLDになるのかっていう期待感はすごくあります。
勝平:『FILM GOLD』の名にふさわしく豪華ですよね。
矢尾:そうそう。
ただ、レイズ・マックス役の北大路さんとはできれば一緒に録りたかったな~と思うけどね。
勝平:わし、台本を読んでレイズ・マックスの登場シーンで大笑いしましたよ。
矢尾:あそこね。
あと、一つポイントになるワードがあって、マックスのセリフを受けてフランキーだったから、そこをどういう風に演じられるのかを見て、演じられたら一番よかったなぁと。
勝平:そうなんですよね。
話しは変わりますが、今回、チーム戦で動いたりするわけですけど、フランキーはルフィとでしたよね。今までなかったんだ、って感じですけど、割と珍しい組み合わせですよね。
矢尾:そうなんだよ、あんまり組んだことない。
勝平:ルフィと一緒に行動してみてどうでした?
矢尾:さっきも話に出てきたけど、フランキーって大人だからいつも引きでみんなを見てて、特にルフィに関しては最後に俺がいるから大丈夫っていう立ち位置だと思うんだよね。
だから、危ないときにはすぐ助けられる距離感の近さはうれしかったかな。
勝平:2人のシーンはすごいいいなって思いながら見てました。
もう本当にキャストといい、ストーリーといい派手でわくわく感があります。
矢尾:何たって、この映画のためにスタッフはラスベガスに長期でロケ班に行ってますからね。
勝平:行ってますからね。そんなに長く行く必要ある?!みたいな。(笑)
矢尾さんはカジノとか行ったことあります?
矢尾:マカオに行ったことはありますよ。
街中はキラキラしてたけど、カジノはシックな雰囲気でドレスコードもなかったし入りやすかったかな。
勝平:へぇ、そういうもんなんですね。
ドレスコードと言えば今回のコスチュームどうでした?フランキーの衣装っていつもかわいいんですけど、オープニングの衣装が特にかわいい!
矢尾:最初見たとき「これなにー?!」と思ったのよ。
勝平:あ、やっぱり矢尾さんも思いました?わしも思いました。(笑)
…ふんふん。この謎は後々、明かされるかも?…しれない、とのことですよ。みなさん。
矢尾:さらに、このコスチュームの話題については、グレッグ先生のSUPER「OP」講座!第53回でも出てきているらしい。とプロデューサーが言えと。(笑)
勝平:(笑)
では、最後にもう収録は終わってしまいましたが、意気込みをお願いします!
矢尾:久しぶりに9人揃ったので、それぞれのキャラを楽しんでいただければいいなと思います。あと、映画を見ると何でフランキーがレイズ・マックスに憧れていたのかっていうのがわかるかも。ぜひ、劇場で見て考えていただきたいですね。
勝平:矢尾さん、ありがとうございました!
勝平さん、矢尾さんありがとうございました。
映画『ONE PIECE FILM GOLD』は7月23日(土)公開ですので、みなさん楽しみに待っていてください!