勝平:みなさんお気づきでしょうか!? 「ウソップの、これはホントだ!」が、なんと期間限定で「ウソップの、これはホントだ! GOLD」にパワーアップしているぞ!!! 8000人の部下たちよ! 映画『ONE PIECE FILM GOLD』の公開に向け、ゴージャスに! 華麗に! みんなで盛り上げて行くぞ~!!
改めて今回の「ウソップの、これはホントだ!」はなんと! 映画公開記念で、麦わらの一味へのリレーインタビューとのことです。わしの隣にはまだ誰もいませんが、第1回目のゲストは誰でしたっけ?
(天の声):勝平さんです。
勝平:えっ、わし!? もしかして、インタビュアーもわしがやるの?(笑)
…と思ったら、インタビュアーがきちんといました。ホッ…
ではでは、よろしくお願いします!
――早速ですが、ウソップ役に決まった時のお気持ちやエピソードがあれば教えて下さい。
勝平:実は、ここだけの話、オーディンションはルフィ役で受けたんだけど、落ちちゃったんですよ。でも、その後ウソップ役のオファーをもらったのでびっくりしました。原作は連載当初から読んでて大好きだったし、決まった時は本当にうれしかったんですけど…「ウソップ!?」という戸惑いはありました。当時はウソップのような役をあまりやったことがなかったのと、原作を読んでてもウソップだけうまく声のイメージができなかったんですよね。なので、演じながら肉付けをしていった感じかな。今じゃ自然とウソップになれちゃいますよ♪
――長年演じてこられて役に近づいたということですか?
勝平:それもあるだろうし、逆もあるんじゃないかな。なにせ息の長い作品なので。前に尾田先生がセリフを考える時、わしらだったらどう言うかって考えるみたいな話を聞いたことがあるんですよ。お互い影響し合っていると思います。
――勝平さんが思うウソップの魅力はなんでしょうか?
勝平:一番人間らしい所かな。『ONE PIECE』って、人間離れしたキャラが多いじゃないですか。その中で、一番“普通”というか読者にとって身近な存在。ルフィとかゾロとか強いキャラクターに子供たちは憧れるんですけど、自分を一番投影しやすい存在はウソップだと思いますね。いわば、『ONE PIECE』の世界と現実世界をつなぐパイプ役ですよ、ウソップは。
――では、そんなウソップの一番好きなセリフはなんですか?
勝平:う~む…色々ありすぎて難しいけど、やっぱウォーターセブンでフランキーに言った
「ホントは…全部知ってんだ。もうメリーが!!! ダメだってのも知ってんだ!!!!」
が一番印象に残っていますね。メリーがもう海に出られない事を本当は知ってたんだな、ウソップは…と考えたらすごく切なくて好きですね。
――ウソップの好きな技は何ですか?
勝平:これも難しいですね…その時その時で変わるんですけど。以前は“ウソーップ輪ごーむっ!!!”が好きでした! 相手をビビらせるだけの技なんだけど(笑)。最近カッコイイと思ったのは、“緑星「衝撃狼草(インパクトウルフ)」”かな。今のTVシリーズのオープニングでも撃っているし、めっちゃカッコイイですよね!! ウソップの技はどれもその時のウソップらしいので好きですよ。例えば、ルフィと戦った時に使ったケチャップ星のような姑息な技とかも、ウソップが言った「これが!! おれの戦闘だ!!!」の通り、その時のウソップらしいですよね。
――確かにウソップの技はたくさんありますね。
勝平:いっぱいありますよ! ウソップのかばんの中に、夢と一緒に詰まっています♪ 主
に種と腐ったたまごが(笑)。
――ウソップ以外に演じてみたい役はありますか?
勝平:できるできないは別にして、最近、藤虎を見て「ああいう渋くてカッコイイキャラも演じられるようになりたいな」と思いました。演じてみたい役とは違うけど、例えば古谷さんがサボを演じているのを見て、ああいう芝居の仕方もできるようになりたいと思いますね。そういう意味で言うとローを演じる神谷くんのお芝居も好きです。
あ!演じてみたい役ありました! すごい脇役とかやってみたいかも。
――といいますと?
勝平: TVシリーズには、まだ登場していないゾウ編のバリエテとか(笑)?
ウソップが登場しない回でも、ほそぼそと登場していくつもりです(ドヤ)!
- ※
-
映画『ONE PIECE FILM GOLD』と『二○加煎餅(にわかせんぺい)』のコラボ賞品「ルフィの二○加煎餅」。ランダム入りのウソップver.
――続きまして、今回の映画「ONE PIECE FILM GOLD」についてお伺いしたいのですが、脚本を読んだ時の感想を教えて下さい。
勝平:「STRONG WORLD」と「FILM Z」は原作の雰囲気に割と近い気がするけど、今回の「FILM GOLD」はどちらかというと…異色? というかオリジナル要素が強い話だなと思いました。現代的で洗練された世界観がまるでハリウッド映画のようで、今までの作品にないパターンで、読んでて新鮮でした。
――最近のTVシリーズではなかなか揃わなかった麦わらの一味でしたが、久しぶりに9人揃った映画のアフレコの様子はいかがでしたか?
勝平:やっぱりみんな揃うと楽しい! この作品で自分も含め、それぞれのポジションというものがあるんだなと再認識しました。逆に言うと、TVシリーズでは今二手に別れて行動しているから、いないメンバーの穴…というか抜けたポジションをいる人達でどうやって埋めていくのかを見るのも一つの楽しみ方かなと思います。
「FILM GOLD」では9人揃うことによって、チーム・麦わらの一味の弱点もそこそこ埋まるなとすごく感じました。アフレコは久しぶりに会ったとは思えないくらい、みんな自然体でスムーズに終わりましたが、何気ない会話をしている時にふと、今が一番麦わらの一味らしいなと思いました。
――今回の映画のゲスト声優が豪華ですよね。
勝平:そうなんですよ! アフレコをご一緒できない方もいたので、純粋に出来上がったものを見て楽しみたいと思います。
――今作のウソップの見所、オススメポイントを教えて下さい。
勝平:今までの映画やTVシリーズだと、ルフィがラスボスと戦うまで、メンバーそれぞれがそれぞれの敵と戦うことが多かったのですが、今回はひと味違いますね。とても戦略的なチーム戦が見ごたえあるんじゃないと思います。
――映画への意気込みをお聞かせ下さい。
勝平:TVシリーズでは1つのエピソードが長くて、わしらもファンのみなさまも2年半以上ドレスローザ編に向き合ってきていた分、この映画で新鮮な気分になるのではないでしょうか。ドフラミンゴが強すぎて、多分見ている人たちもまるで鳥カゴに閉じ込められて息が詰まりそうな気分が続いてきていただろうから、色んな意味でゴージャスな「FILM GOLD」で派手にうっぷんを晴らしてもらえると思います(笑)。
――最後に、今までの「ウソップの、これはホントだ!」の取材を振り返ってどうでしたか?
勝平:色々な所に行けて、楽しい想いをさせていただいています。とてもうれしかったですね。ウソップというキャラクターだからこそ、コラムをやらせていただけたんじゃないかと思うと、ウソップでよかったと改めて思います。
――印象に残った取材がありますか?
勝平:色々ありますよ~。USJのワンピース・プレミアショーなど先行で見られたり、バラティエも東京ワンピースタワーにも何度も行かせていただきました。一番驚いたのは、東京ワンピースタワーのCM制作の話をいただいた時かな? あとは、模型とか好きなので、裏造形王の時も楽しかったです。
――今後行ってみたい取材とかありますか?
勝平:そうですね…フィギュア系の取材をまだやりたいですね。でも、どちらかというと作り方を教わりたいかも。体験型の取材をしてみたいですね♪
勝平さん、たくさんのコメントありがとうございました!
7月23日(土)公開の映画「ONE PIECE FILM GOLD」と、「ウソップの、これはホントだ! GOLD」をぜひよろしくお願いします!!