「ドフラミンゴは謎が多い男だな!」の巻

今日は、アニメ『ONE PIECE』で今絶賛戦い中のドフラミンゴ役・田中秀幸さんに
お越しいただきました!わしの大先輩でございます。


勝平:よろしくお願いします!

田中:こんにちは。よろしくお願いします。

勝平:ドフラミンゴってすごく『ONE PIECE』の中でも謎が多いキャラクターですよね。
パッと見ただけで、良いか悪いかでいうと絶対悪いだろうなって。
でも、秀幸さん自身はすごく優しいというそのギャップがいいですよね。

田中:いやいやいや。そんなことないですよ。

勝平:ゴルフをするときと、麻雀するときはドフラミンゴになるという話は聞いてますけどね(笑)
普段はものすごく温厚な先輩です。

田中:そんな優しいわけじゃないんですけどねぇ。
僕ほんと、ワルっていう役はあまりやったことなく、数えられる程しかなくて。

勝平:そうですよね。最初にドフラミンゴ役をやることになった時、どうでしたか?

田中:最初にドフラミンゴのキャラを見た時にはビックリしました。
でも10年くらい前のことなんてあまり記憶に無いんですけどね(笑)

勝平:アニメ初登場は151話ですからね!今は、収録が650話過ぎましたからね。

田中:…僕に10年以上前の記憶を辿れっていうのはねぇ。
それは無理ですよ。昨日の記憶も定かでないんですから(笑)

勝平:(笑) でも、登場してからずーっと謎があったキャラって珍しいですよね。
初登場時はちょっと顔見せ的に出て、2回目は、ベラミーたちを操って戦わせるという。
人を操る能力だけ見えてて、最初は何の能力なんだろうって言われてて。
そういう謎の多い、掴みどころのないキャラクターをブレずに演じるコツはなんですかね?

田中:掴んでないですよ(笑) でもそうですね。
ドフラミンゴの意外な一面っていうのが時々ちらっと出るじゃないですか。
ローに追いつめられて、フッと気の弱さを見せてしまう。この人完全なワルじゃないんだなっていうね。そういう部分が出てきたり、僕も演じながらドフラミンゴがどう変わっていくのか、
どう謎が明らかにされていくのかっていうのを、とっても楽しみにしながら毎回やらせて頂いてます。

勝平:最強のラスボスというわけじゃないですもんね。
ドフラミンゴが出てきた話の中で、印象的な、思い出に残っている話はありますか?

田中:思い出に残っている場面というか、思い出に残っているセリフは、やはり「勝者だけが正義だ!!!!」ですね。本当にずーっと強かった人ってそういうこと言わないんじゃないかなって思っちゃったりするんですよ。逆に昔はそれほど強い人間じゃなかったとか、若い頃ご苦労されたとか(笑)

勝平:ただ悪いだけじゃないんだな!っていうのは少しずつ出てきてますもんね。

田中:そうですよね。僕もね、ドフラミンゴはカリスマ性みたいなものを持ってるし、オトケ…オトケだって(笑)男の色気みたいなのをね、感じるんですよ。

勝平:「オトケ」ね!「男の色気」略して「オトケ」(笑)

田中:「オトケ」を上手く出せたらと思ってますね。

勝平:「オトケ」もですけど、ドフラミンゴ(悪役)を演じるにあたって難しかった点はありますか?

田中:どうでしょうね。まぁ悪役って言ってもパターン芝居みたいになってしまうと面白くもなんともないし。かと言って、これだけでかく、ガタイのいい人ですから、その大きさも出さなきゃならないという。僕の一番低いところの音でいっぱいしなきゃいけないっていう、そういう制約みたいなものはありますね。

勝平:そうですよね。普段の生活で、ものすごく声張って怒るって滅多にないじゃないですか。
周りを威圧していく覇気っていうか、そういうものを出さなきゃいけないってすごく大変ですよね。

田中:まぁ、悪役ってやってる側からするとすごい楽しいんですけどね。

勝平:生きてるうちにこんなことを人に言うことはないだろうってことを言えますからね。

田中:そうそうそう!そうだよね。

勝平:なかなかね。人としていっちゃいけない言葉を言えるのはすごく楽しいですよね(笑)

田中:楽しい(笑) でも、こうやって設定を並べて見ると、10年前とだいぶ変わってきてるんですねぇ。

勝平:どんどんスタイリッシュになってますよね。かっこいいっていうか。
どんどん細くなってる気がしますね。

田中:10年前はちょっと若造っぽいですよね、やっぱりね。

勝平:ドフラミンゴも10年で成長していると(笑)
ドレスローザ編がドンドン盛り上がってきてますが、今後の意気込みをお願いします!

田中:これからどんどんドフラミンゴの秘密が明らかになっていくところで、僕も演じてて毎週とても楽しく演じさせていただいてます。まだ先は長いですから、ドレスローザ編はたっぷりとお楽しみ下さい。


うう~ん!10年経ってもドフラミンゴは謎が多すぎて、語りたいけど語れない部分が多い(笑)
今後も楽しみなキャラクターの1人だな!

ONE PIECE.com特別版!!

ワンピースオフィシャルメールマガジン『グランドライン通信』では、ドフラミンゴ役の田中秀幸さんに悪役を演じるに当たってのお話を伺いました!特別編では、田中さんの気になるキャラクターや食べてみたい「悪魔の実」について語っていただきましたよ!


勝平:ドフラミンゴのまわりって、すごく変な人たちが多いじゃないですか(笑)
あの変な人たちをまともに相手するって言うと変ですけど、ドフラミンゴって面白い一面もあるなぁって。実際に秀幸さんのまわりにいたらどうですかね?

田中:どうでしょうねぇ(笑)

勝平:人使うの上手いかもしれないですよね、ドフラミンゴって。

田中:けっこう部下に合わせてますよね。

勝平:やさしいですよね。意外と。部下が失敗しても、自分の身内だと失敗してもまぁそれはしょうがないって。だって、おだて上手ですもんね。「だがそこがいい」とかみたいな(笑)

田中:何でしたっけ…「俺なんか…俺なんか…」あ、ディアマンテ!
面白いシーンでしたねぇ!

勝平:あのへんは面白いっすねぇ!あと、トレーボルの扱い方も上手いですもんね(笑)

田中:そういう扱いが、ドフラミンゴに仲間たちがみんなついてくるっていうところなんでしょうねぇ。

勝平:ディアマンテがお気に入りですか?秀幸さんとしては。

田中:お気に入りですね。多分一番会話してます(笑)

勝平:会話が成り立ってない人が多いですからね(笑)
ベビー5との関係も面白いですよね。

田中:ベビー5!

勝平:ベビー5はいっつもドフラミンゴを殺すばっかり言ってますもんね。でもきっと多分、ドフラミンゴとしてはベビー5のことをちゃんと心配してて、こいつが変な奴に惚れるから多分そいつを排除してあげてるんでしょうね。

田中:そうですね。あんまり会話が成立する相手じゃないっつうのもありますけどね。あと高戸さんが演じているバッファロー。高戸さんがバッファローやったときどうしようかと思いました(笑)

勝平:そのまんまですよね…(笑)
あ、これ聞きたかったんですけど、実際にあるとしたらどんな実が食べてみたいですか?だいたい男の人は得てして“スケスケの実”がいいとか言うんですけどね(笑)

田中:うーん、今晩一晩よく考えてみます(笑)

勝平:秀幸さんが一番欲しい能力は「天候を操る」能力じゃないですか?

田中:欲しいねぇ(笑) 雨だけは避けたい。ゴルフできなくなるからね。
“ハレハレの実”が欲しいですね。

勝平:“ハレハレの実”可愛いですねぇ。

田中:こないだそれが必要だということをすごく痛感してもう…ひどかった(笑)


田中さん、勝平さんありがとうございました!
ドフラミンゴはまだまだ謎が多いキャラですが、今後のドレスローザ編で少しずつ秘密が明らかになってきますので、今後が楽しみですね!

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