パンクハザード編

魚人島を出発し、ついに〝新世界〟へと到達した麦わらの一味。最初に向かったのは、灼熱の大地と雪原が同居する奇妙な島、パンクハザード。かつては世界政府の研究所があった場所で、現在は賞金首となった狂気の科学者、シーザー・クラウンが支配していた。
島に上陸したルフィ達は、バラバラの体でしゃべる謎の侍と遭遇。一方、船に残っていたところをシ－ザーの部下にさらわれたナミ達は、研究所で実験台にされていた子供達と出会い、助けを求められる。さらに時を同じくして、ルフィ達を追ってきたスモーカー率いる海軍も島に到着。研究所の立ち入り調査に乗り出すが、その前に〝王下七武海〟となったローが立ちふさがる。

再会したローから〝同盟〟を提案されたルフィは、その申し出を受け、〝海賊同盟〟を結成。ローは〝四皇〟の一角を崩すため、シーザーの誘拐を計画していた。

シーザーは、〝王下七武海〟の一人、ドンキホーテ・ドフラミンゴと手を組み、人造悪魔の実である〝SMILE（スマイル）の製造に関わっていた。ドフラミンゴは、そのSMILEを〝四皇〟である〝百獣のカイドウ〟に流し、カイドウはそれを使って強力な能力者軍団を組織していた。ローの狙いは、SMILEの供給を断ち、カイドウの戦力を減らす事にあった。

シーザーの強力な〝ガスガスの実〟の能力を前に、一度は敗北し捕まったルフィだったが、ローの能力で脱出。同じく囚われの身であったスモーカー、そして体を取り戻した謎の侍こと〝狐火の錦えもん〟らと共に反撃に打って出る。窮地に追い込まれたシ－ザーは、毒ガス兵器〝シノクニ〟を取り込み、部下もろともルフィを殺そうとするが、ルフィの怒りの一撃によりあえなく撃沈。SMILE原料の製造工場の破壊に成功し、子供達も海軍によって無事保護された。そして錦えもんも、探していた息子・モモの助との再会を果たす。

かくして、ドフラミンゴと本格的に対立する事となったルフィ達は、SMILE製造工場を潰す為、工場があるドフラミンゴの本拠地、ドレスローザを目指す。その途中、ローはドフラミンゴにある取引を持ち掛ける。それはシ－ザーを引き渡す事を条件に、〝王下七武海〟を辞めろというものだった。