漫画
八卦と万物
カイドウの超大技〝昇龍火焔八卦〟。また出たな、〝八卦〟。
占いや武術に詳しい方には身近な言葉だと思うけど、母国語が英語の自分には意味がさっぱり! ネットで色々調べてみた結果! …さらに分からなくなって混乱しちゃったァー!! 難易度の高いコンセプトですね!
でも説明を読み続けていると、とある言葉が説明文に何度も出てきた。それは〝万物〟。そう、前にレイリーが、ロジャーが聞いたと話していた「〝万物〟の声」の〝万物〟と一緒! 八卦をすごーく簡単に説明すると、〝万物〟の関係やバランスを表すもののことだそうだ。
カイドウにとって〝八卦〟とはいったいなんだろう? きっと大きな意味があったはず。百獣の海賊団の海賊旗にも〝八〟が描かれているしね。
んー、カイドウは〝万物〟を繋げる存在になりたかったとか? んー、違うかな。それこそルフィらしい考え方! みんなを友達にするみたいな!
〝万物〟を破壊するか、守るか!? それがカイドウとルフィの戦い方の、本質的な違いじゃないかと思う!
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週刊少年ジャンプ 23号 第1048話
『ONE PIECE』52巻(第507話)
『ONE PIECE』79巻(第795話)
バイキング
1049話のラストでカイドウに向けて、「友達が腹いっぱい食える世界をつくりたい」と宣言したルフィ。この言葉を読んで興奮した!? 僕はハラハラした!
だって注目すべき意味深な宣言だぞ! ワノ国編のまとめにも匹敵するような、ワノ国でのルフィの冒険と完全に結びつく言葉だと強く感じたから!
そして、この先にも…!?
「ワノ国編」が始まった当初、カイドウによってワノ国の民が苦しめられているとルフィが知ったのは、悲惨な食料不足の状況を目撃したから!
楽しみにしていたお誕生日祝いのご飯を、お腹をすかせたルフィに譲ってくれた心優しいお玉ちゃん。事情を知らず振舞われたご飯を勢いよく平らげたルフィだったけど、お玉ちゃんの暮らしぶりを知り、彼女にとってどれだけ〝米〟が貴重なものだったのかを理解した。
食べ物は、ルフィにとって、ホ~~~ントに大切な物。「ドレスローザ編」でレベッカが一度ルフィにお弁当をおごってあげただけで、ルフィにとって彼女は大恩人の様な存在になった! 彼女がルフィを殺そうとしたあとでさえも、ルフィは彼女を恨まなかった!
ルフィにとって〝メシ〟は、友達つくりの第一歩として大切なきっかけなのだと思う。第1話で、幼少期のルフィがマキノの酒場でシャンクス達と宴を楽しんでいる姿が描かれていたけど、そうした経験の数々が、ルフィに〝仲間〟や〝友達〟の意味を教えたんじゃないかと思う。だから、きっとお玉ちゃんも腹いっぱい白ごはんを食べられる日がくると信じている!
……ところで
尾田っちは子供の頃にTVアニメ『小さなバイキング ビッケ』を観ていて、それが「海賊好きの原点」とコミックス第2巻でも語っていた。バイキング(または、ヴァイキング)の意味を調べると基本的に〝海賊〟が使われているようだ。
海賊……バイキング……メシ……!!!
もしかして…、
海賊=バイキング=〝食べ放題〟=宴!?!?
「友達が腹いっぱい食べられる世界」をルフィがどのように実現させていくのか、とっても楽しみだ!
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週刊少年ジャンプ 24号 第1049話
『ONE PIECE』1巻(第1話)
『ONE PIECE』72巻(第720話)
『ONE PIECE』91巻(第911話)