第172回:猿、犬…孔雀?

漫画

猿、犬…孔雀?

一大事! 鬼退治チームのメンバーが1032話で揃ったかも!? 正直、まだはっきり分らないけど雉役はもしかするとおでんの娘・日和だったのかも知れない! 尾田っちは鬼退治チームの構造を事細かに描いていません。だから必ずしも1人一役ということではないのかも。
主役の桃太郎はルフィとモモの助の二人で一役、おまけにルフィは猿役も果たしている。ということで、雉役だって必ず〝一人〟じゃなきゃダメというルールはないからマルコという説もあり得る!

\ピッピ―!/
『それより、そもそもなんで日和がいきなり〝雉〟になってんだよ!?』

あっ! そうね! えっと、日和が花魁の〝小紫〟として登場した時、彼女が着ていたお着物のデザインが孔雀でした。日和のビブルカードも、イメージ動物がクジャクになっている! そして、実は孔雀はキジ科の鳥類だって知ってる? それに〝比翼鳥〟って聞いたことある? 古代中国の伝説の鳥なんだけど、1つの翼と1つの眼しか持たないから、オスとメスが隣り合い2羽一組で空を飛ぶ鳥。マルコと日和の2人をオスとメスの比翼鳥に例えつつ鬼退治チームの雉として捉える選択もあるよね。

さて、カイドウ戦で〝雉〟として日和はどう戦うでしょう? もう、彼女は彼女なりに必死に戦い始めているみたい! 日和はゾロに負けないぐらいの三刀流! 武器は〝三味線〟! 〝歌〟! そして〝思い出〟! 彼女は狐の面を被っていないから今〝つきひめ〟を弾いていないと思われる。それでも、彼女の想いとメッセージが遠くへ伝わり始めている! 戦場で決闘中のゾロは三味線らしき音が聞こえている。

ゾロ&日和ファンにはたまらない話でしょうけど、それに加えて、今ゾロが持っている刀の〝閻魔〟はおでんの元刀として、おでんの娘の弾く三味線をアンテナみたいにメロディーを〝受信〟しているかもしれない。彼女のパフォーマンスに熱がこもればこもる程、さらに遠くまで運ばれるかもしれない。そしておでんと繋がりがあった人が少しずつ聞こえるようになる!? お祭りの参加者も聞こえてくる!? そのうち、火前坊とカイドウにたどり着くでしょう!

おでんの娘の〝歌〟と息子の〝決心〟はカイドウを倒すチャンスを作ってくれるでしょうか!?

週刊少年ジャンプ 51号 第1032話
ONE PIECE 92巻(第928話)


このお顔はどっかで…

「霜月コウ三郎…このお顔はどっかで…」

いやぁ、1033話を読みながらこればっか考えていた!
読み終えた瞬間に閃きを感じた! 「そうだ! 刀だ!」。

そう、霜月コウ三郎(の顔?)の初登場は1033話じゃなくて、約3年前に発売された92巻のSBSだった! 尾田っちはSBSで「ゾロの刀が擬人化したらこんな姿になる」というコンセプトで三本とも描いていたんだ!

コウ三郎いわく、刀には〝性格〟があるということが分かり、どうやらその〝性格〟は刀鍛冶の姿・性格そのままなんじゃないかと思われる。

週刊少年ジャンプ 52号 第1033話
ONE PIECE 92巻(SBS)

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