第29回:物GAたるの「G」!

漫画

“グングニル”とは?

ハイルディンVSマッハバイス!バイスの必殺技「“地獄の!!万・t(トン)・ヴァイス”!!!」は実在する海軍のヘビー・クルーザー軍艦の重さと一緒!

そんな超ヘビー級の重量がハイルディンの拳と衝突して、エルバフの王座を狙う巨人のハイルディンの右腕と右足を一瞬で*バキボキ*と折った・・・!
だがハイルディンの一か八かの攻撃「“グングニル(英雄の槍)”!!!!」でバイスをクロコダイルよりも空高くブっ飛ばした!!

鳥カゴの外へ飛ばされてバイスの体がスリムアップしてるかもしれないw

“グングニル”とは北欧(ノルウェー)の神話で“戦の父”などの呼び名を持つオーディンの槍。グングニルは天才鍛冶屋のドワーフ族に造られ、誰が投げても必ず的に当たるらしい!実は、神・オーディンの名前は意外に『ONE PIECE』に何回か出たことがある!

ウォータン:魚人と巨人のハーフのこと。古代ドイツではオーディン(Odin)はウォータン(WotanまたはWodan)と呼ばれていた。

オーズ:スリラーバーク編のスペシャルゾンビオーズの名前は英語で’Oars’(小船の“オール”)と書くけど、同じ発音で違う綴りの’Odr’がオーディンのさらに古い名前だそうだ。色々なオーディンの絵と『ONE PIECE』のオーズを見比べると片目を失っていることとか角とか、確かに似てる!

週刊少年ジャンプ 3号 第770話
ONE PIECE 33巻(第309話)
ONE PIECE 48巻 表紙


物GAたるの「G」!

『ONE PIECE』に出てくる決闘中のナレーションは、他の少年漫画シリーズに比べて少ないと思ったことない?たいていの決闘シーンには大まかに3種類の役割キャラがいると思う。読者に分かりやすく決闘の流れを教える語り手、決闘を客観視するキャラクター、そして戦ってる本人達。けれども意外なことに、『ONE PIECE』の決闘シーンではそういったナレーションがわりと少ない!そしてコロシアムのギャツやデービー・バック・ファイトのイトミミズはこうしたナレーション的役割のキャラのはずなのに、決闘の様子をわざわざ読者に説明して内容を伝えるというよりも、その場を盛り上げるキャラとしての要素の方が強くなってる!

この前、『ONE PIECE』繋がりのダチとちょうどその話をしていたところにジャジャーン!第771話!5人組のドンキホーテ・ファミリーの下っ端達がオーバーリアクションと激しいツッコミでラオ・G対ドン・チンジャオの闘いや、サイ対ベビー5の決闘をナレーションしてるのを見つけた!

上の流れは覚えてるかな?
尾田先生が他の決闘シーンでも同じように「笑いを取る」役割の語り手の2人を以前出したことがある!スリラーバークのサンジVSアブサロム戦で大活躍した無名のゾンビペア!

堂々と真顔で変態発言を連発するサンジとアブサロムに激しいツッコミを入れて、いわゆる第四の壁を破って面白く語っていた。


笑いを取る為にしか決闘シーンのナレーションキャラを使わないのはもしかして尾田先生のポリシーの一つかな?

週刊少年ジャンプ 4・5合併号 第771話
ONE PIECE 33巻(第306話)
ONE PIECE 48巻(第464話)
ONE PIECE 71巻(第706話)


アニメ

レオ・ハート!

今回のオリジナルストーリーでは、本編では明かされてなかったロビンがオモチャになるまでの流れが分かった上に、シュガーはタタババスコが入ってるグレープの正体を知った理由も明らかになった。

いや~!ラストが感動!トンタッタのみんなは小さい割りにスゴイれす!彼らはどんだけ勇気があんの??SOP作戦を成功させる為に命も落とす覚悟さえしているなんて、彼らにはとうてい叶わない!

実は“レオ”という名前はラテン語の言葉で「ライオン」という意味。日本でも百十の王と呼ばれ、動物界では底はかない勇敢さのイメージを持つ。レオが小さくても腹にくくった“一本の槍”はハイルディンの“グングニル”と肩を並べるでしょう!

ところで、ただの偶然かもしれないけどスペイン語では「トンタ」は“アホらしい”という意味だ。彼らは別に“アホ”だと思わないが“素直すぎて騙しやすい”という意味なら大賛成れすよ!★

TV ANIME #673


涙と笑いのフィナーレ

感動的なラストでウソップが勝てる見込みのない戦いに立ち向かった!以前(SUPER「OP」講座10回目)このシーンのインパクトに少し触れたけどウソップの声優、山口勝平さんのスンゲ~“必死&葛藤”の演出によって弱小のウソップから瞬時に“今日のおれなら死神なんてぶっ飛ばすぞ”の勇敢なウソップに切り替わった!

そしてウソップのドラマティックなカミングアウトスピーチが終わった後、トンタッタのみんなとのやりとりが最高に面白かった!トンタッタのみんなはウソップの本名を無視して「ウソランドー!」と呼び続けていたけど原作ではその皮肉さをノータッチだった。しかしアニメではウソップがそれに反応した!

U:「いや、ウソップだァー!」
T:「ウソランドー!!」
U:「だから!ウソップだつってんだろー!」
T:「伝説のヒーロー、ウソランドー!!!」

ブワハハ!!!感動の涙の後に腹から笑える『ONE PIECE』って最高!トンタッタのみんな!かわいいれすよ!★


そしてラストにプチネタ!港でこの数字を2回も確認出来た、「59」。ゴクゥ??まさか・・・‘あのコック’のこと?それか・・・まさか!他シリーズの“あの男”のことか!?

TV ANIME #674
ONE PIECE 74巻(第732話)
ONE PIECE 74巻(第741話)

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